私の合格体験記（１０）
皆さんこんにちは！
私は今、岩手での東北地方の大学合同の少林寺拳法合宿を終え、その足で帰省のために仙台駅からの新幹線に乗っています。さっきまで岩手にいたと思ったら、数時間後には東京なんて便利な世の中ですね。高校生の頃は大体のことが関東圏で済んでいたので、なんとなく新鮮です。（新幹線、高いけど速い！！） 他大との合同の合宿も新鮮なものだったので、機会があればぜひこの場で紹介させてもらおうと思います！
（編集部注）この原稿が編集部に届いたのは８月２７日です。とんぺーさん、掲載が遅くなってすみませんでした！
さて、今回も。時間、特に３年生の１年間の流れに焦点を当てて、受験期を振り返っていきたいと思います。
前回、夏休みまで書いたので、２学期から紹介したいと思います。と、その前に、夏休みの反省を。まず、夏休み中、私は東北大オープン模試を受けましたが、過去問は１問も解きませんでした。赤本自体は志望校が完全に決定した２年生の時点で、モチベーションを保つために買ったので、持っていることには持っていたのですが…。（ただ、確かに赤本があるだけで気は引き締まるのですが、自分が受ける年度のものを持っていた方が最新の過去問も自分の赤本で解けるし、載っている情報も新しいので、あんまり早く購入しすぎるとちょっと後悔することもあります。）
【写真】「赤本」東北大２０１７（理系）ちなみにとんぺーさんは文系です！
当時、私は「オープン模試はすべて二次試験の予想問題」と考えていたので、せっかくオープン模試を受けたのだからわざわざ過去問を消費することはないな、とか考えていました。あとで詳しく書こうと思いますが、結局、私が初めて過去問に手を付けたのは11月。オープン模試との難易度の差に愕然としました😢
特に、8月のオープン模試は基礎の確認を中心とした問題が出される（少なくとも私が受けた際の東北大オープンはそうだったし、他大のオープン模試もそんな感じだった）と思うし、まだこの時期は興味本位で受ける人も少なからずいます。実際の二次試験の問題と同じレベルだろうと思い込むのは危険です。そういうわけで、自分の経験からいうと、二次の問題には早めに触れておくべきだと思います！
2学期は、そんな感じで夏休みと同じペースで、どれだけ勉強時間を増やすかに気を取られていました。で、案の定、体調を崩しました。
夏休みから、LINEやインターネットをやめることはもちろん（連絡が必要な人とはメールでやり取りし、インターネットはiPhoneだと機能制限ができるので、それもLINEもパスコードを親に管理してもらいました。）、お風呂では体を洗うのと歯磨きは同時進行（片手ずつ）、学校内は少し離れた場所に行く（といっても、教室から職員室くらい）のでも単語を聴き、家の中の廊下ではいつも小走りでした。常に時間に追われていました。小走り以外は二次が終わるまで続けてしまいましたが、このころはいかに時間を勉強に費やせるかで頭がいっぱいだったので、精神状態が全然違いました。
【画像】http://www.inoue311.com/be-pressed-fortime から引用
ただ、それだけ時間をつめても、常に焦りがあったので、今考えるとすべてが身になったとは思えないですね。結局、喘息をこじらせにこじらせて、9月の下旬から11月の上旬にかけて、平日の家庭学習時間8時間も一気に4時間できれば十分、程度になってしまいました。正直、頑張れば自分がどこまで時間的に勉強できるかを知ってしまった後だったので、それに比べたら全然やっていない、これじゃさぼっているのと同じだ、と精神的にもやられました。
でも、私はこの時期をきっかけに、自分の勉強の仕方を見直す時間を持つようになりました。何が言いたいかというと、時間に縛られすぎてはいけないということです。焦るあまり私と同じような状態に陥ってしまう受験生は、決して少なくないと思います。さぼって勉強時間が少なくなる、というのはもちろんよくないですが、受験期は短期決戦ではないし、さぼりと休憩は違うという意識を持つことは長期戦をやり遂げる上で重要な認識だと今は思います。
時間的な量を増やしていくことも大事といえば大事ですが、その量にこだわりすぎるあまり、むしろ非効率を招く危険性をはらんでいることを、受験生には分かっていてほしいと思います。能率と体調のバランスを念頭に置きつつ学習スケジュールを立てないとあとでツケが回ってくる可能性もありえるわけです。このことは本当に気を付けてほしいです。じゃないと、せっかく頑張ってもあとでばかを見ます。私の二の舞にはなってもらいたくないので…💦
最後まで行こうと思ったのにこんなに長くなってしまったので、続きは次回に持ち越したいと思います。
いつも読んでくださってありがとうございます。
