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今年度、伊勢崎地区で軒並み倍率が高かった理由を探る

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今年度、伊勢崎地区で軒並み倍率が高かった理由を探る

高校入試

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2017.03.17 
tags:群馬 後期 入試, 群馬 後期 倍率, 伊勢崎 倍率

伊勢崎市周辺部の倍率が高かった原因とは?

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 今年度の後期選抜は伊勢崎市周辺部の倍率が軒並み高かった。
 現在中学2年生で、来年入試を控える娘を持つ伊勢崎市内のある主婦は「倍率を見たら、上の子の時よりも高くて、びっくりしました。下の子が来年受験なので…」と不安を口にした。

 実際、伊勢崎市内の中学生が通学先として選択することの多い高校の倍率を比較すると、昨年度の入試の地区平均倍率(高校の選定は編集部が行った)が1.197倍に対し、今年度は1.325倍と大幅に上昇していることが分かる。
 群馬県内の公立高校全体の倍率が1.17倍から1.16倍とほぼ横ばいの状況を見ても、その倍率の高さは際立っている。もちろん、下表の学校以外に市内の受験生は流れるし、反対に隣接の市外からの流入もあるが、それに関しては今年が例外なわけではない。前年の倍率に対して上昇している高校がほとんどで、すべて県平均の1.16倍を上回っているのには何か理由があるのではないか。
 
■伊勢崎地区の後期選抜倍率の比較
 H27 H28 
  現高1 現中3
 伊勢崎高校  1.09  1.28
 伊勢崎清明  1.16  1.25
 伊勢崎興陽 1.39 1.57
 伊勢崎商業 1.26 1.31
 伊勢崎工業  1.36   1.26 
 桐生高校 1.04 1.29
 前橋東高校  1.01  1.37
 前橋南高校  1.27  1.27
伊勢崎地区1.1971.325
県平均1.171.16
 (県教委発表資料をもとに作成:倍率は学校倍率の確定倍率)
  
 なぜこのような現象が起きたのか。伊勢崎市内のある学習塾の塾長は「実際に統計を見たわけではないが、伊勢崎の生徒数が多かったのではないか」と推測した。
 そこで、編集部では、群馬県が公表している「学校基本統計速報(学校基本調査の結果速報)」で市域別の生徒数を昨年度と今年度で比較してみた。調査は各年度の5月1日現在の状況でまとめられている。それを基に作成したのが下の表だ。
 
■伊勢崎周辺都市と伊勢崎市の中3生徒数の推移 
 H27 H28 

増減率

(%)  

H29 
  現高1 現中3 現中2
  前橋市  3195 3199  100.1 3177
 高崎市 3395 3362 99.0 3360
 桐生市 1048 1061 101.2 1010
 伊勢崎市 2044 2173 106.3 2024
 太田市 2322 2360 101.6 2293
(平成28年度・27年度学校基本統計速報による)

 昨年度と今年度については各市別の増減が分かるように、増減率を算出した。参考までに現中2(新中3)のデータも抜粋しておいた。
 この表を見ると、今年度は伊勢崎市内の中学生数が他の市に比べて多かったことが分かる。先の塾長の話が裏付けられた格好だ。もちろん、人口以外に倍率を押し上げた要因は考えられるが、市内の高校が軒並み高かったという事態は生徒数が多かったことも大きな要素になったのは間違いなさそうだ。
(編集部=峯岸武司)

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