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【学校探訪記】近代から継承される共愛の教育(2) 英語教育編

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【学校探訪記】近代から継承される共愛の教育(2) 英語教育編

高校入試

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2017.07.26 
tags:共愛学園, 共愛学園高校, 共愛学園中学, 共愛学園 英語教育, 共愛学園 英語

共愛学園は海外交流のプログラムが大変充実している。「グローカルな社会での共生と平和を目指すリーダーの育成」を教育目標に掲げている。

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 創立から129年の長い歴史を歩んできた共愛学園(前橋市)は幼児から大学生までの幅広い層が集う県内で唯一の総合学園である。同学園が掲げる教育方針は「わたしがあなたがたを愛したようにあなたがたも互いに愛し合いなさい」という聖書の言葉である。「共愛」という名前もこの言葉に基づいて名付けられた。
 今回の学校探訪記は、共愛学園の「いま」を卒業生や学園関係者の声を織り交ぜながら紹介する。全4回シリーズの今回は共愛学園を英語教育という視点で見つめてみる。

| 世界に目を向けた英語教育の実践
 「英学校」を源流とし、キリスト教主義の学校のため、共愛というと「英語」のイメージが強い。しかし、これは決してイメージにとどまらない。同校にとって「英語教育の実践」は学園の教育実践の4本柱の一角をしめている。
 実際、英語教育・国際教育にはかなり力を注いでいる。現在、共愛学園高校の学科は普通科と英語科の2学科が柱となっているが、その「英語科」の発足は1978年と歴史は長い。
 入試問題を見ると、その学校の求める生徒像が分かる。特に私学は個性が出る。共愛学園はどうか。これについてある塾関係者はこう話す。
「共愛学園高校の入試問題には、英語が好きで、得意な子に来てほしいという意思が表れています」
 
共愛ロゴ小

 同校の英語教育・国際教育の充実ぶりには目を見張るものがある。
 ”教室の中の英語”という面では、英語の資格取得に力を入れている。「英検やTOEICなどはそれぞれの目標に応じて取り組ませています。高校卒業までに英検2級を取得できるよう指導しています」と飽田校長は話す。
 しかし、共愛の英語は教室の中だけに完結しない。その眼差しは世界に向けられている。

 「共愛学園は修学旅行でホームステイを行うなど、海外研修へのハードルが低い環境です」。こう話すのは同校出身で青山学院大学を卒業した中島優理香さん。彼女は「研修参加者も多いため、海外研修を身近に感じられました。海外研修へ参加したい意欲や、学びたい意欲があれば先生が親身になってくれて、必ず行える環境です」と当時を振り返る。
 
 国際交流も盛んだ。現在までに500名近い留学生を派遣し、100名以上の外国人留学生を受け入れてきた。この数字は県内では群を抜いている。
 年間10~15名ほどが10か月の長期留学制度に参加している。休学して留学する生徒や進級留学の制度を利用して海外に飛び出す生徒もいる。
 
「海外では実に様々な経験をします。多感な時期に異文化に触れることで、帰国したときは大きく成長して帰ってきますね。見違えるようになります」と飽田校長は話す。長期留学を経験した生徒はその後、国連関係の仕事やJICAなどの国際的な支援団体に従事するケースも少なくないそうだ。

 長期だけではなく、短期留学の制度もある。こちらはホームステイの形をとりながら、語学研修や文化交流を行うものだ。英語科特進コースでは2年生時に全員がイングランド研修に3週間参加する。英語科進学コースは同じ2年生時に全員がニュージーランド語学研修に1週間参加する。(行先は情勢により変更になることもある)
 
006 台湾研修1
 
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【写真】台湾研修の様子(上・下とも)
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【写真】ニュージーランド語学研修の様子
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【写真】ニュージーランド語学研修の様子

 卒業生の飯塚ゆき子さん(英語科特進)はイングランド研修の思い出をこう振り返る。
「カレッジのクラスメイトやホストファミリーは日本で普通に生活を送っていたら、出会えないような人たちで、刺激になりました。海外で英語を学んで、使って生活を送ることで、自分の英語力のなさを実感しつつも通じたときは嬉しくなりますし、英語学習のモチベーションが上がりましたね」

 日本に住んでいたらなかなか出会えない人たちに出会えるのも海外研修の魅力だ。飯塚さんは「印象に残っているのは、カレッジのクラスメイトだったスペイン人の弁護士で、国で法律を変えたと言っていました」と当時を懐かしむ。彼女は今、中央大学で法学を学んでいる。

 それ以外にも希望者(全コース)を対象にした春期アメリカ研修(カリフォルニア・カンザス)やカナダ語学研修(ヴィクトリア)も用意されている。
 
008 England_カレッジ授業
【写真】イングランド研修 カレッジでの授業の様子
009 Emgland_ロンドン
【写真】イングランド研修 ロンドンにて
 
| 共愛の英語教育の底流にあるグローカルな視点
 パンフレットを眺めると「群馬から世界へ。世界から群馬へ」という文字が目に飛び込んでくる。同校は「グローカルな社会での共生と平和を目指すリーダーの育成」を教育目標に掲げている。グローカルとは「グローバル」(地球規模)と「ローカル」(地域)を掛け合わせた造語だ。
 共愛の歴史は1世紀を越える。明治時代にグローバルに活躍していた日本人と来日した外国人宣教師を祖とする共愛学園の伝統は、英語教育の実践という形で深く根ざしている。今、同校で学ぶ生徒たちも「世界」に目を向けている。
(編集部=峯岸武司)
 
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