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前期入試改革 平成29年度入試(現中2)からー県教委

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前期入試改革 平成29年度入試(現中2)からー県教委

高校入試

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2015.09.12 
tags:公立高校, 前期入試, 教育委員会, 群馬県, 高校入試

 平成29年度の高校入試(公立)から、前期選抜に学力検査が導入される。

県教委は「多様な選抜尺度により、受検生一人一人の優れたところを評価するという前期選抜の趣旨は踏襲する」としているものの、国語・数学・英語の学力検査が盛り込まれることで、従来の前期選抜からは大幅な改革となる。

 

 問題は県教委が作成。各教科とも、中学校卒業までに身に付けておくべき基礎的・基本的な知識・技能を中心とした問題を出題するとしている。

 また、選抜はこの学力検査に代えて、「総合問題」を実施することができる。総合問題は、各教科で習得した知識・技能を総合的に活用し、教科を横断して、課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力等を問うことを出題の方針に掲げている。総合問題は実施する各高校で作成される。

 

 学力低下が指摘され初めて以来、前期入試の改革は全国的な流れ。ある塾関係者は「実業系の高校では作文・面接などで基礎学力があまり問われず入学すると、高校での授業が成り立たないと聞く。前期の学力検査の導入はそうしたことを解消する意図ではないか」と指摘する。一方で、従来、進学校を中心に実施されている総合問題を高校裁量で残すのは、「2020年の大学入試改革を睨んでの対応」(前出)。今後、大学入試では科目横断的な選抜が増加する。それに対応できる生徒確保のために、「(進学校は)地頭のよい生徒を囲い込みたいのだろう」と伊勢崎市内の別の塾関係者は分析する。

 

 前期選抜は、「学力検査」または「総合問題」のほかに、面接・作文などを実施する。「面接・作文等」の内容は、面接、英語面接、実技検査、作文、小論文、パーソナル・プレゼンテーション等のうちから、いずれかを学校が選択して実施する。

 選抜に当たっては、「調査書」「学力検査(または総合問題)」および「面接・作文等」の結果を総合して判定すると県教委は発表している。

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