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ぐんまの公立学校 最新ICT事情ー県教委

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ぐんまの公立学校 最新ICT事情ー県教委

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2021.10.07 
tags:教育委員会, 群馬 学校 ICT, 群馬県教育委員会

画像は県教委ホームページ「ICTで変わる学びの未来」より(https://www.pref.gunma.jp/07/b21g_00761.html)

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 群馬県教育委員会は6日、県内35市町村教育委員会における「ICT活用に関する状況について」の調査結果を発表した。回答は9月1日現在のもの。

 

 まず、1人1台端末の学校における活用については、22の市町村教委(63%)が「すべての学校で授業中に有効に活用している」と答えた。残りの13市町村教委(37%)も「すべての学校で授業中の活用が始まり、一部の学校では有効活用している」と回答。アンケートの選択肢に設けられた「全ての学校で授業での活用が始まった段階である」「授業での活用が始まっていない学校がある」と答えた市町村はゼロだったことからも、県内ほぼ100%の公立学校で授業内でのタブレットやパソコンなどの端末の活用が浸透していることがうかがえる。

 

 一方、端末を家庭に持ち帰ることを認めている市町村教委は17(49%)にとどまっている。

この点について県教委は「全体として、端末を家庭へ持ち帰る必要性を共有できており、対応が可能な市町村は日常的に持ち帰りを行っている」と説明。家庭における接続テストの実施や、夏季休業等の期間を限った実施など、持ち帰りを段階的に進めている自治体もあるとしている。

 

 持ち帰りの実施には、家庭のWi-Fi環境整備が必要となる。Wi-Fi環境が整わない家庭に対して、各市町村では「Wi-Fi環境を必要としないLTE端末の整備」「モバイルルーターの貸与」「学校等、家庭以外のWi-Fi環境の利用」の3点を軸に対応している。あわせて各家庭でWi-Fi環境整備を進めてもらうよう依頼したり、就学援助対象家庭等に整備補助を行ったりする取組も進められている。  

20211007

 

 県教委では「今後は、端末を家庭に持ち帰ることのよさを伝え、必要感を高められるよう、モデル校等の実践をまとめた 資料を作成・配布していく。また、持ち帰りの実施に関わる各市町村教育委員会の現状や工夫などを共有していく」と説明している。 

(峯岸 武司)

 

【参考】ICT活用に関わるモデル校一覧

●拠点校

榛東村立榛東中学校、下仁田町立下仁田小学校、下仁田町立下仁田中学校、高山村立高山小学校

 

●実践推進校

前橋市立桃瀬小学校、前橋市立桂萱中学校、伊勢崎市立北小学校、渋川市立古巻小学校、吉岡町立吉岡中学校、玉村町立中央小学校、高崎市立中央小学校、藤岡市立鬼石北小学校、藤岡市立鬼石小学校、藤岡市立鬼石中学校、富岡市立高瀬小学校、安中市立秋間小学校、高山村立高山中学校、沼田市立沼田中学校、みなかみ町立古馬牧小学校、川場村立川場中学校、桐生市立清流中学校、太田市立旭中学校、館林市立第三小学校、館林市立第二中学校、みどり市立笠懸小学校、板倉町立西小学校、邑楽町立邑楽南中学校

 

●連携協力校

群馬大学共同教育学部附属小学校、群馬大学共同教育学部附属中学校

 

●プログラミング

吉岡町立明治小学校、吉岡町立駒寄小学校、昭和村立大河原小学校、千代田町立東小学校

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