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今年の入試は「平成28年度入試」か、それとも「平成29年度入試」か

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今年の入試は「平成28年度入試」か、それとも「平成29年度入試」か

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2017.03.05 

 今年(2017年3月実施)の中3の高校入試は「平成29年度入試」だ。年度は3月までの区分だから、「平成28年度」ではないのかと思っている人も少なくないはずだ。実際、自分もこの業界に足を踏み入れるまでは、そう思っていた一人である。

 

 現在の年度が28年度だから、とても違和感を感じるが、「29年度」というのは「平成29年度に入学するものを選抜する検査」という意味だ。つまり「〇〇年度入試」というのは入学年度を表している。

 

 卒業年度ではなく、入学年度で表示するというのは、なんとも未来志向な設定だが、おそらく入試では既卒もいたりするので、こういうことになっているのだろう。

 

 いずれにしても試験が行われるのが、平成28年度だから、ややこしい話になる。

 

 実際、「群馬 後期 倍率」でYahoo!検索をすると、県教委発表の資料は「平成28年度」の資料の方が上位に来る。もっともサーチエンジンはアクセス数によって日々変動するから、最終的には最適化されるのかもしれないが、少なくとも3月1日時点ではそうなっていた。

 

 今年の中3生の受験は「平成28年度」だと思っている保護者の方も少なくなかったのだろう。きっとこの認識違いが、過去のものを上位に押し上げたに違いない。

 

 さて、この年度という区分、日本では学校年度は4月1日~翌3月31日までだが、世界を見渡すと様々だ。お隣・韓国では3月から新年度、アメリカなどの欧米では秋入学が一般的なので、9月から新年度になる。

 

 ただやっぱり、〇年だったり〇年度だったりは複雑だから、表記の仕方には工夫が必要だと思う。たとえば「平成29年度入試」も「【最新】平成29年度入試」や「平成29年度(現・中3)入試」といった工夫があれば、資料を探している側にも分かりやすい。特にネットはすぐに更新できるから、時期が過ぎたら、「最新」「現・中3」という文字は消せば済む話だ。

 

 数字というのは無機質だから、卒業した塾生の成績ファイルに「平成〇年卒(山田)」のように、その時在籍していた特徴のある生徒の名前を併記していた先生がいた。このことを知ったとき、なるほどといたく感心した。

 

 表記のちょっとした工夫が、誤解をへらし、ミスを減らし、仕事を効率よくしてくれるように思った。(み)

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