ホーム

»

特集

»

【定期テスト直前企画】編集長直伝! 中学生版・成績が伸びる習慣(2)

特集

一覧はこちら

【定期テスト直前企画】編集長直伝! 中学生版・成績が伸びる習慣(2)

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2017.05.15 

《習慣2》 上手な丸つけが学習の質に差をつける

 

 ワーク学習をする場合、心がけなくてはいけないのは、1ページ(1ユニット)終わったら、必ず○付けを一度しなければいけないということです。
 たとえば、今回、例に出すワークは「STEP1 → STEP2 → STEP3」 と3ステップの構成になっています。大体、多くのワークの場合、このような積み上げ型の構成になっています。子どものワーク学習を見ていると、3ステップ全てをやり終えてから、○付けをする光景をよく目にします。こういうやり方をしている子に限って身に付いていない場合が多い。それはなぜでしょうか。

【1】STEP1 基本のまとめ・図解

丸つけ・直しを後回しにするチームとこまめに丸つけ・直しをするチームは何が違うのか?

※画像はクリックすると拡大します

 

ワーク1

 

 

【2】STEP2 一問一答 

丸つけ・直しを後回しにするチームは同じ間違いを繰り返す率が高まります。

ワーク2

 

【3】STEP3

 基本はSTEP2と同じようなことになります。3段階目は実戦的な問題構成をとっているワークが多く、基礎が定着していない状態で演習しても、無意味です。

 

●●●


 この流れで分かって頂けたと思いますが、全部やり終えるまで○付け・直しをしないと、同じ間違いをひたすら繰り返したまま学習することになるわけです。やりきった後の○付けだから、間違いを赤ペンで訂正しておしまい。1回の学習の中に「反復して定着させる」という要素が抜け落ちてしまうのです。
 1ページ完結型の○付けをしていれば、いったんは間違いを復習する機会が与えられ、次のステップでは見直したものを再度確認できるわけです。
 同じワークを使っていても、ここに「差」が生まれるわけです。


 学習の工夫
 私の教えていた子で、さらに自分の間違えた問題をリングカードに書き写して、繰り返し学習していました。この子はこの学習法に切り替えて、成績を大幅に伸ばしました。

暗記カードイメージ

 

 この手のカードは最近では市販されているもの(すでに問題が印刷されているもの)も出回っていますが、自分のオリジナル間違い集を作って反復するところに意味があります。最近ではアプリなどもありますが、既製品ではなくハンドメイドのほうが、愛着が湧きますし、力もつきます。


 学習の質と量
 勉強した、しないは「量」で語られることが多いようです。量といえば、時間で換算できるので分かりやすいからでしょう。だから、勉強そもそもが「○時間やった」と数量で報告されます。しかし、同じ時間数でもやり方が違えば、効果も違ってくるわけです。これが「質」の部分です。
 学習は「量」も大切ですが、当然「質」も高めて行けなければいけません両立させるのが理想です。式で表せば、

「学習の成果= 学習の量 × 学習の質」 

なのです。

 

 さて、念のため、ひどい子のケースも記しておきます。それはやったまま○付けもしないタイプです。これは厳しいことを言えば、時間の浪費(無駄遣い)といっても言い過ぎではありません。
 学習とは「多くの問題の中から出来ない問題を発見して、それを繰り返し反復することで定着させていく」ことです。
やりっぱなしでは、出来ない問題の発見すらできません。先ほど、「学習の成果=学習の量×学習の質」と書きました。それで言うと、たとえ、時間を6時間費やしたとしても、この場合「質=0」だから、6時間×0で、成果=0なわけです。
 宿題にしても、課題にしても、一人前の○付けができないと、力がつきません。。もちろん、実行できない子は成績が伸びる可能性はぐっと下がります。
 極論すると、問題を解くこと自体は勉強ではありません。○付けができてようやくスタートライン。その○付けで間違いを見直せて、反復-定着までの流れを作れて、はじめて「勉強した」と言えるわけです。

イベント