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【定期テスト直前企画】編集長直伝! 中学生版・成績が伸びる習慣(3)

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【定期テスト直前企画】編集長直伝! 中学生版・成績が伸びる習慣(3)

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2017.05.21 
《習慣3》 習慣をルーティン化する
 
家庭内のルールをつくる
 私ごとで恐縮ですが、家族の中で与えられた仕事があります。それは「食器洗い」です。食べ終わった後の片づけというのは気乗りしないもので、お茶して、テレビを見てからでいいやとつい思ってしまいます。
 テレビを見ている私に「洗い物いつやるの?」と聞く妻。「そろそろ、やるよ」と言いながら、正直、あまり面白い気分ではありません。それは、おそらくやろうという意思がありながら、人から指図をうけたからです。

 一方で、言った側にも言い分はあります。テレビを見ていたら、もう食器洗いのことなど頭にないじゃないかと思うでしょう。つまり、「見えない」ことによる衝突が起こってしまっているのです。

 解決策は? そう、「見える化」です。

 

 お互いが、タイミングを共有していればいいわけです。この食器洗いでいえば、我が家では「食べ終わったらすぐに」というルールを決めました。こうした前提があれば、テレビを見ている自分が諫められても、ムッとはしないわけです。

 これは、親子の家庭での学習にも当てはまります。
 ゴロゴロTVを見ている息子を前に、お母さんは「いつになったら勉強やるわけ?」ととがった声で言ってしまいがちです。そして思春期を迎えた我が子は「うぜんだよ!」と応酬。場合によっては、親子げんかを引き起こしかねません。
 子どもの方は、もう少ししたらやろうと思っていたのかもしれません。そんなタイミングでお母さんに言われれば、特に思春期で親を意識しがちな年頃ならば、面白く感じないはずです。
 一方、お母さんの方も、「TVばっかりかじりついていて一体いつになったら勉強し出すんだろう」と我が子のことをじれったく見守っているわけです。ついしびれを切らして、声に出してしまう。
 お互いの気持ちが見えないから、よくないのです。
 じゃあ、ここで提案です。
 「勉強を8:00」になったら始めるというルールを親子で共有してみたらどうでしょう。
これなら、8:00までお母さんは我慢できる。子どもも8:00までは自由にできる。もちろん、8:00という時間がスイッチになって、机に向かいだせば、大成功。もし、まだゴロゴロTVを見ていても、お母さんは自信を持って「勉強の時間だよ」と言えるわけです。そして、このときばかりは、子どもも反論できないはずです。
 時間を「見える化」するだけで、大分状況は変わります。もちろん8:00という時間はあくまで例です。家庭の事情で都合のよい時間を決めてみてください。
 時間意識が薄いのであれば、目覚まし時計をセットしておいてもいいかもしれません。これ意外と効果あります。時間の切り替えが出来ない子に対しては、こういう仕掛けも効果があります。
 
自分ルールをつくる
 さて、机に向かったものの、いまひとつやる気が起きない。こんな状態でただぼーっとしているだけの子もいます。
 実は「やる気がでる→勉強する」という流れではなく「勉強する→やる気がでる」というのが脳医学的には正しい見解です。
 たとえば、気乗りしない掃除も、やり始めると結構夢中になった経験はだれしもが持っていると思います。これは「作業興奮」と呼ばれ、脳が引き起こしています。この状態に入ると、俄然やる気モードに切り替わるのです。
 勉強も同じで、やる気になったら始めると思っていたら、いつまで立ってもそんな状態にはなりません。まずは実行することです。そのために、学習の最初は、単語練習や計算など作業性の高いものを取り入れて、「作業興奮」が起きやすい状態を意識的に作り出してやるとよいと思います
 ある程度乗ってきたら、自分が得意な教科→苦手な教科 そして最後に得意な教科や暗記作業などというサンドイッチ構造をとるのが理想的でしょう。ただこの辺のやりやすさは個々違うとおもうので、自分が一番効率よくできる組み合わせを見つけてみてください。
 その組み合わせが見つかったら、それを「自分の勉強パターン」として習慣化すると継続できるでしょう。
 自分でつくったルールをルーティン化するために、一週間の「自分の時間割」を作成するのをおススメします。何の教科をどれくらいやるかの配分をあらかじめ設定しておくことで、学習内容の偏りを防ぐ効果もあるし、無駄な時間をつくらず済みます。
 まず実践してみてください。走りながら考える。その姿勢が大切です。

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