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アイデアで“ものづくり”と勝負 小学生3人「コマ大戦」に挑戦

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アイデアで“ものづくり”と勝負 小学生3人「コマ大戦」に挑戦

文化

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2022.04.09 
tags:ものづくり, コマ大戦, ネクステージ・スクール, 小学生

成形したコマの土台が安定して回るか確認。試行錯誤しながら最適な形を探るネクステージ・スクールの小学生3人

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 6月18日に桐生市で開かれる「第4回全日本製造業コマ大戦桐生場所」に桐生市錦町一丁目のオルタナティブスクール「ネクステージ・スクール」(高澤典義代表)の小学生3人が参戦する。大人たちがしのぎを削る舞台への挑戦に高澤さんは「勝つことより、参加して日本の“ものづくり”のすごさを体験することの方が大切。自己決定と挑戦ができる人間に成長するきっかけになってくれれば」と話す。


■桐生市錦町一丁目・ネクステージスクール
 コマ大戦は定められた寸法のコマを製作し、台上で1対1でコマを回してぶつけ合うなどして戦う競技。県内外の工業高校や中小企業が参戦するイベントで、形状や重さ、素材などに工夫が詰まったコマが一堂に会する。


 参加するのは曽根大地さん(11)、籾山優大さん(9)、澤口悠吾さん(9)。「友人から大会の話を聞いたとき、3人が頭に浮かんだ。みんな技術やものづくりに興味がある子たち。きっと興味を持ってくれると思った」と高澤さん。話を振ると3人は快諾し、2月から準備にかかった。

 

コマ大戦に挑戦する澤口さん、曽根さん、籾山さん(左から、ネクステージスクールで)

 コマは高澤さんと3人が意見を出し合いながら試作と調整を続けている。3Dプリンターで成形したプラスチックの土台に銀粘土を巻き付けて加熱固定し、大会仕様ぎりぎりの大きさまで重量と硬度を確保する作戦だという。


 「自分たちは企業のような高度な金属加工はできないが、アイデアでどこまで食い下がれるか挑戦したい」と高澤さんは語る。コマの回し手としてチームをまとめる曽根さんは「コマの形や回し方、やすりを使った成形などを3人で相談しながら進めている。楽しいです」と話す。

 

■「みんなで楽しく」「やっぱり勝ちたい」


 澤口さんは「負けてもみんなで楽しく挑戦したい」、籾山さんは「たくさん失敗したけど工夫してコマを作っている。やっぱり勝ちたい」とそれぞれ抱負を語った。曽根さんは「誰にも負けない強いコマを作ってみたい」と力を込めた。

 

 

 

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