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野球ヒントに楽しい学び 自作の道具で練習法伝授 高校教諭に阿久澤毅さん講演

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野球ヒントに楽しい学び 自作の道具で練習法伝授 高校教諭に阿久澤毅さん講演

スポーツ

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2022.12.03 
tags:野球, 阿久澤毅さん, 高等学校保健体育研究会

自作のティーとボールを使ったバッティング指導のこつを教える阿久澤さん(左)

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 2022年度群馬県高等学校保健体育研究会東部地区研修会が11月29日、県立太田女子高校(佐鳥秋彦校長)で行われ、桐生野球界伝説のスラッガーで、プロバスケットボールBリーグ1部(B1)の群馬クレインサンダーズ社長を務める阿久澤毅さんが自作のトレーニング道具を使った「ベースボール型授業の導入」の実技や「スポーツと地域の関わり」などの講演を行った。

 

 同会は東毛地域の高校の保健体育教員らが集まり、効果的指導法などの情報共有を図るもの。阿久澤さんはソフトボールなどの指導に役立つティーボールを使った練習法を提案した。

 

 ティーボールは、投手が投げたボールを打つのではなく、本塁プレートの後方に置いたバッティングティーにボールをのせ、止まったボールを打者が打つボールゲーム。子どもでもなじみやすいため前職の県立勢多農林高校教員時代には自治体と連携し前橋市内の小学校にも指導に行っていた。その際に使うティーが高額で予算内では数が足りなくなることから自作のティーを考案したという。

 

 この日、阿久澤さんは子ども向け工作番組のキャラクター「ワクワクさん」ならぬ「アクアクさん」に扮し、その工作法も伝授した。約20人の参加者らはパイロンにバドミントンシャトルの筒を固定させ、500㍉リットルペットボトルを逆さに差し込んで完成させ、新聞紙を粘着テープで丸めたボールをのせて実際に打って感触を確かめた。

 

 阿久澤さんは「やわらかめのペットボトルを使うのがポイント。打ち損ねても修正しやすく高さ調節もできる」と話し、県立西邑楽高校の柳沢英希さんは「女子生徒も多いのでソフトボールの授業に活用したい。スポーツ科もあり地元の小学校にティーボールを教えに行く機会もあるので参考になった」と話していた。

 

 講演ではサンダーズの活動や紹介を交えながら地域との関わりなども語られた。

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