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よりよい人間関係づくり 群馬県桐生市・梅田中で人権教育授業

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よりよい人間関係づくり 群馬県桐生市・梅田中で人権教育授業

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2022.12.06 
tags:人権教育, 公開授業, 梅田中学校, 自己有用感

外国人とのよりよい関係をロールプレーやタブレットも活用して考えた公開授業(梅田中で)

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 県教委東部教育事務所の人権教育研究協議会がこのほど、桐生市立梅田中学校(加藤秀幸校長)で開催された。今年度の研究指定を受けた同校の研究テーマは「よりよい人間関係を育む、自己有用感の高い生徒の育成」。1年生から3年生まで各クラスで授業を公開し、管内の教諭らが参観したあと、人権教育の推進のための協議、研究を行った。

 

 公開授業は1年生が学級活動で「外国人とよりよい関係をつくるには」、2年生は道徳で「障害のある人たちとの相互理解」、3年生は道徳で「いじめのない世界へ」を主題に実施された。

 

 1年A組では岡田広樹教諭が「多様な人とのかかわりを考える~人権意識を高めよう~」のテーマで学級活動を行ってきて、これまでに自分やクラスメートのよいところを知り、生きるための権利を認識し、普段関わることの少ない高齢者、障害者との関わりについて学習を進めてきた。今回は「苦手」と感じる生徒の多い外国人との関わり方だ。

 

 事前に行ったアンケートで苦手な理由をまとめていくと、「言葉」「文化」「気持ち」が壁に。そこで「気持ちの壁をなくすには」と、東京に転校したと仮定してロールプレーをし、心情を見つめた。それぞれ考えたことをタブレットに入力し、「広場」を開いて考えを共有。ICT(情報通信技術)も自然に活用されている。

 

 まとめでは「まず相手のことを考えて。障害者も高齢者も、外国人も同じ地球の仲間」と。参観していたグアム出身のALT(外国語指導助手)は「言語の壁があってもどんどん仲良くしてください」と語り、翌週にはオンラインでグアムの中学生との交流会が計画された。

 

 岡田教諭は近くに開店した外国人経営のカレー店に入った経験も披露。「店長は日本語が上手で、おいしかった。勇気を出してやってみてよかった」と生徒たちに語っていた。

桐生タイムス

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