希望の光80個夜空彩る 桐生市南公園でスカイランタン
澄み切った清秋の夜空に希望の光を浮かべる「桐生スカイランタン2025」が12日、桐生市広沢町5丁目の市南公園で行われ、幻想的な光の空間を演出した。
主催したのは桐生市の母親たちで構成するイベント企画団体「Rejoice(リジョイス)」(中島裕子代表)。毎回、参加者の思い出に残る印象的なイベントを作ろうと、発光ダイオード(LED)で光るランタンイベントを定期的に開催している。今回で5回目となった。
公園内では「サンデーマーケット」と称し、ドーナッツやかき氷、焼きまんじゅう、お好み焼きなどのキッチンカー・物販屋台40店舗が出店、お昼時には、美味しそうな香りにつられて多くの来場者たちが行列した。
木々に囲まれた野外ステージでは夕方6時から打ち上げイベントを実施。カウントダウンの合図にあわせて、スカイランタン80個を一斉に放った。ヘリウムガスを充填したランタンは高さ約7メートルほどに上昇し、淡いオレンジ色の光がゆっくりと点滅した。およそ30分間、一帯は幻想的な雰囲気に包まれた。
ボランティアでイベント運営に参加した桐生第一高校インターアクト部の3年生・朝見亜海さん(18)は「台風の影響もなく、秋空にきれいなランタンが打ちあがって良かった」と話し、同じく3年生の小林彩華さん(17)は「まるでディズニー映画のラプンツェルみたい、物語の世界に入った気分です」と二人は感慨深げにランタンを眺めていた。
主催者の中島代表は「このイベントは、ランタンをただ飛ばすだけではなく、参加者の夢や希望を夜空に届けることをテーマとしている。幻想的な景色の中で、みんなの心が温かくなってもらえれば」と話した。午前11時から始まったイベントには県内外から約700人が来場し、ランタンの打ち上げだけではなくステージショーやキッチンカーグルメなどを楽しんだ。




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(編集部)
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