“春”にあふれる喜び 公立高で後期合格発表、桐商は再募集も
県公立高校全日制課程後期選抜の合格発表が16日午前10時、各校で行われ、県教委のウェブページ上にも掲載された。〝春〟を迎えた合格者たちは喜びを表しつつ、入学手続き関係書類を受け取っていた。
新設2年目の桐生清桜高校は、前年度の定員割れ再募集から一転、後期は学校倍率が1・38倍、アドバンスト探究コースは1・95倍の高倍率。合格者番号一覧が掲示された午前10時からやや置いて、ウェブで確認してから見に来る生徒と保護者も。それでも自分の番号を見つけると母親と抱き合って喜んだり、Vサインで写真を撮ったりしていた。
アド探の難関を突破した平野光さん(桜木中)は「倍率が高かったので緊張しました。大学進学を目指して学びを深めたい。部活では有名な和太鼓をやりたい」とほっとした様子。大澤寧々さん(藪塚本町中)は「将来は看護師になりたいので、国公立大を目指して勉強を頑張ります。部活は軽音楽部です」と抱負。自転車通学になるが、旧桐西出身の母に「1年のときは50分かかったけど、3年になると35分になったよ」と励まされていた。
桐生地区5校の後期選抜合格者数は、次の通り。桐高は普通科が定員より1人多い145人が合格。桐工は染織デザインコースが定員より1人少ない9人。桐商は120人の定員に対し106人の合格となり、14人を再募集する。
▼桐高▽普通科=145人▽理数科=48人▼桐生清桜▽普通科=80人▽同アドバンスト探究=40人▼桐工▽機械科=40人▽建設科=20人▽創造技術科電気コース=10人▽同染織デザインコース=9人▼桐商▽商業科・情報処理科=106人▼大間々▽普通科=60人