【春の関東高校野球】県予選組み合わせ決まる 桐一、健大、太田など軸に
第74回春季関東地区高校野球大会の群馬県予選の組み合わせ抽選会が16日、前橋工業高校で行われ、二つの連合チームを含む65校59チームの対戦相手が決まった。大会は4月16日に開幕し、5月5日の決勝まで、高崎城南球場を主会場に、新たに利南運動公園野球場(クライムスタジアムぬまた)を加えた県内9球場で熱戦を繰り広げる。
■来月16日開幕、9球場で熱戦
今大会には前橋西・玉村・尾瀬・富岡実の4校と、四ツ葉・榛名・下仁田・嬬恋の4校での連合2チームを含む59チームが参加。万場、長野原、板倉は部員不足のため、参加を見送った。8強は夏の大会のシード権を獲得し、上位2校は5月21日から栃木県で開かれる関東大会に出場する。
冬の厳しい練習を乗り越え、秋から成長した姿を見せる春の大会だが、新型コロナウイルスの感染拡大により、公立高校などでは練習が制限されたり、対外試合ができなかったり、なかなか〝例年通り〟とはいかない状況が続く。まん延防止等重点措置は21日に全面解除される見込みだが、試合勘をどこまで取り戻せるか。
優勝候補の筆頭は秋の優勝校である桐生第一と準優勝の健大高崎。群馬県勢として初めて選抜大会の関東地区の21世紀枠候補となった太田にも期待がかかる。また、福田治男監督率いる第4シードの利根商と樹徳の試合は1回戦屈指の好カード。桐生工と桐生市商の桐生勢対決も注目だ。
第1試合は午前9時(藤岡市民球場は午前10時)、第2試合は午後0時20分(同午後1時20分)開始予定。今年の選抜大会から導入される「継続試合」を採用。サスペンデッドゲームは適用せず、降雨など天候状態によって球審が試合途中で打ち切りを命じた場合は翌日以降に試合を行う。
なお、1~3回戦の入場は選手と関係者のみ(各校200人程度)。準々決勝以降は一般の有料入場を予定しており、4月の感染状況を踏まえ、判断する。ブラスバンドによる応援はなく、また、鳴り物を使っての応援や声をそろえての応援などもできない。
桐生勢7校の初戦は次のとおり(①は第1試合、②は第2試合)。
【16日】▽1回戦=桐生工―桐生市商(藤岡①)、樹徳―利根商(伊勢崎①)、桐生清桜―伊勢崎商(太田②)
【17日】▽1回戦=桐生―高崎(高崎①)、大間々―高崎東(西毛①)
【23日】▽2回戦=桐生第一―中央中等対西邑楽の勝者(高崎①)