志望校へ第一関門 大学入学共通テスト始まる─群大桐生キャンパス
大学入学共通テストが１４日朝、桐生市天神町一丁目の群馬大学理工学部桐生地区試験場をはじめとする県内１５会場で始まった。１５日まで。県内会場の志願者数は昨年比３８６人減の８０５０人。受験生は志望校合格に向けた第一関門に臨んだ。
同テストは大学入試センター試験の後継で、今年で３回目。全国の志願者数は昨年比１万７７８６人減の５１万２５８１人で、うち現役生が約８５％を占めた。共通テストを利用する国公私立大などは過去最多の計８７０校に上る。
桐生地区唯一の会場となった群大桐生地区試験場（志願者数８２２人）では、午前７時半すぎから正門前に受験生が集まり始め、同８時の開門と同時に約３０人が一斉に入場。みな緊張した面持ちで足早に構内へと入った。
正門前で開門を待っていた樹徳高校３年の吉井俊介さん（１８）＝伊勢崎市＝は「東京の私大志望で、共通テストと大学独自テストの併用なので、まずは第一関門。結果を気にしすぎず、この日のために頑張ってきた自分を認めて試験に臨みたい」と抱負を語った。
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１４日は地理歴史と公民、国語、外国語、１５日は理科と数学を行う。昨年の問題流出事件を受け、今年は試験開始前に机にスマートフォンなどを出させて一斉に電源を切らせるなど「スマホ禁止」を徹底する。
新型コロナウイルス対策では、マスク着用徹底などは変わらないが、当日体調不良となった受験生に受験継続を認めず追試験とする基準を一部変更。症状を「３７・５度以上」の発熱から「３８度以上」に緩和した。追試験は２８、２９日で、県内会場は高崎経済大学（高崎市）。
大学入試センターは平均点の中間発表を１８日に、最終発表を２月６日に予定。得点調整の有無は２０日に発表する。
