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小学生たちに見送られ 〝後期1期生〟が卒業 小中一貫の黒保根学園

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小学生たちに見送られ 〝後期1期生〟が卒業 小中一貫の黒保根学園

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2025.03.14 
tags:中学校 卒業式, 黒保根学園, 黒保根学園 義務教育学校

小学生年代の後輩たちに見送られながら、花道を笑顔で歩く卒業生たち。義務教育学校ならではの風景だ(黒保根学園の校庭で)

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 桐生、みどり両市の公立中学校13校と義務教育学校2校で13日、卒業式が行われた。

 義務教育学校の桐生市立黒保根学園(同市黒保根町水沼、小島理宏校長、児童生徒数53人)では、3年前の開校時に入学した後期課程(中学校相当)1期生の卒業生11人が、小学生年代を含む8学年の後輩たちに見送られながら、思い出深い学び舎を後にした。
 黒保根学園は2022年4月、黒保根小・中を統合した9年制の義務教育学校として開校。当時小学校を卒業し後期課程1期生として入学した11人が、3年間の同課程を修了して卒業式を迎えた。
 小島校長は式辞で「黒保根で学んだ誇りや愛情が育まれたと思う。その経験が必ず生きると確信している。感謝の心を持ち、人と人をつなぎ、温かくて強い未来の世の中をつくってほしい」とエールを送った。
 卒業生代表の高沢竜矢さんは答辞で「苦楽をともにした友達がいたからこそ、きょうまで頑張ってこられた。毎日一緒が当たり前だったが、きょうが最後だと思うととても寂しい」と率直な思いを語った。
 そのうえで「別々の道を歩み始めるが、絆で結ばれた互いの存在を胸に、輝く未来へ力強く進んでいく。どんなに時間が流れても、ここは私たちの温かい場所。一生忘れない」と感謝の言葉を繰り返した。
 式典には教職員や保護者、来賓のほか、小1~中2年代に相当する8学年の在校生が出席し、学校全体で門出をお祝い。式典後は校庭で花道をつくって小学生年代を含む後輩たちが拍手で見送り、卒業生たちは満面の笑みを浮かべたり、涙ぐんだりして仲間との別れを惜しんだ。

 

桐生タイムス

 

 

 

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