【学科研究2025】通信制高校ってどんな学校?◆太田フレックス高校を事例に
高校にはさまざまな学科が存在します。「学科研究シリーズ」はタブロイド判「みんなの学校新聞」(25年7月上旬発行予定)と連動して、さまざまな学びのスタイルを解説していきます。今回は通信制高校について、県立太田フレックス高校の町田直之先生にお話を伺いました。
定時制・通信制のスクールミッション(公立高校)
◆定時制・通信制課程には、それぞれの学科のミッションに加え、以下のミッションがあります。
◆生徒一人一人の生活スタイルや多様な学びのニーズに対応した教育活動により、自分の才能を発揮できるようになるとともに、現在及び将来の自己実現ができる高校
本校通信制では現在約300人が学習に取り組んでいます。途中から学校に行けなくなったけれども、もう一度学習して高校卒業の資格がほしいという生徒がたくさん学んでいます。
学習は教科書や参考書(学習書)を使って、基本的に自宅で行います。先生方が用意したプリント(レポート)に取り組み、決められた期日までに、科目ごとに定められた回数を提出することによって学習を進めます。月に2回(日曜日)のスクーリング(登校学習)では、主に教科別のレポートの解説をします。レポートと同様に、科目ごとに定められた回数出席することが求められます。科目ごとのレポートに必要回数合格し、定められた回数スクーリングに出席すると、テスト(9月・2月)を受験することができます。テストに合格すると、該当科目の単位を修得することができます。
多様な個性や価値観をもつ多くの生徒が学習に取り組んでいる本校では、レポート学習やスクーリングの場面で基礎基本を大切にした、わかりやすい授業と学び直しを含めたきめ細かな指導を行っています。「高校でもう一度、学び直したい」という意思さえあれば、生涯学び続けることができる機会を提供するのが本校の特長です。
※ 定時制高校・通信制高校は「学年制」ではないため、入学時の人数と卒業時の人数は一致しません。そのため、割合ではなく実数で表記しています。
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