苦手を克服する国語勉強法 ―ナイト受験ラボ・ 田中健士先生が語る「読む力」と「解く力」の鍛え方
国語は「なんとなく感覚で解く教科」と思われがちですが、実際には明確な学習のステップがあります。ナイト受験ラボ(桐生市)の田中健士先生に、受験生が押さえておきたい国語学習のポイントを聞きました。
◆まずは自己分析から
――国語の勉強法について教えてください。
田中先生 受験生から「国語が苦手」という相談をよく受けます。ただ、国語の“どこができないのか”が自分で分かっていないケースが多いんです。
――どういうことでしょう?
田中先生 文章が読めなくて解けないのか、それとも問題の解き方が分からなくて解けないのか。その自己分析を最初にして、問題点を明らかにすることが大切です。

【写真】ナイト受験ラボの田中先生
◆語彙力は国語の土台
――文章が読めない場合はどうすればいいですか。
田中先生 語彙力不足が原因で読めないケースが多いですね。語彙や漢字の学習を強化したり、自分のレベルに合った文章から練習することをおすすめします。群馬県の入試では慣用句やことわざなど知識問題もよく出題されます。その意味でも語彙力は重要です。
――受験まで時間が限られている中で、語彙力を養うために読書に取り組むのは難しいですよね。
田中先生 そうですね。今、書店に行くと、語彙だけの問題集や語彙や漢字を総合的に勉強できる問題集があるので、自分でやりやすい問題集を探して1冊仕上げてみるのがよいと思います。

◆「論理的に読む力」を身につける
――国語の勉強の秘訣。他には何かありますか?
田中先生 「感覚ではなく論理的に解く」とよく言われますが、論理的に読むとは、単語と単語、文と文、段落と段落の関係を意識して理解することです。その力をつけるには、要旨・要約の練習が有効です。最初は200字程度にまとめ、慣れてきたら100字でまとめる練習をすると、文同士のつながりを意識できるようになります。実際に、1か月で効果が出始めた生徒もいました。
――でも、自分で書いた要約が良いか悪いか判断できないのでは?
田中先生 だからこそ学校や塾の先生に添削してもらうことが大切です。作文や要約は「書きっぱなし」が一番意味がありません。直され、書き直すことで力がつきます。
◆設問の解き方に慣れる
――「解き方が分からない」という受験生もいますよね。
田中先生 それは演習経験が不足しているケースです。国語の問題の多くは「どういうことですか」「なぜですか」の2種類に集約されます。設問の根拠を本文から探すには、接続詞や指示語を丁寧に確認すること。練習量を増やすことで探し方が分かってきます。
◆韻文・古文・漢文の対策
――詩や短歌、古文・漢文はどう対策すればいいですか。
田中先生 もちろん、問題をたくさん解くことは言うまでもありません。加えて、私がおすすめしたいのは音読が大切ですね。古文の場合だと音読できるようにするためには歴史的仮名遣いの知識が必要になります。音読は問題集でもいいんですけど、学校の教科書に載っている古文・漢文から音読を進めればいいかなと思います。暗唱できるくらい読み込むと、自然に読み方も身についていきます。
(編集部)
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