ナイト受験ラボ 長澤先生直伝 数学の苦手を得点力に変える勉強術
大学受験にも直結する重要科目。英語と並び、数学は高校入試で合否を左右する大きなカギとなります。計算や方程式といった基礎の徹底から、関数・図形の応用まで――ナイト受験ラボ(桐生市)の長澤幸秀先生に、数学の苦手克服法と得意をさらに伸ばすための学習法を伺いました。
◆数学が苦手な子への処方箋
――数学の苦手な子はどんなことからすればいいでしょうか?
長澤先生「苦手な子はまず計算はきちんとできるようにしましょう。入試問題は最初に必ず計算があるので、そこを落とさないでほしいですね。群馬県の公立入試は大問1は基本的な問題が並んでいるので、書店で1行問題(基本問題)がまとまってる問題集を買ってきて演習するのがおすすめです。学校のワークを使うのも手です」
――計算は中1から復習した方がいいですか?
長澤先生「数学は積み重ねなので、1年生からつまずきがあると、その先に進めません。だから、方程式がわからないのであれば、1年生の1次方程式から復習する必要があります。結局、1次方程式が解けないと、連立方程式も2次方程式もできないですよね。それから「基本」という目安は「教科書の例題レベル」。たとえば、確率でいえば、サイコロの問題やコインを投げる問題のやさしめの問題です。こうした問題を単元ごと、しっかり身につけていくことで得点力はついていきます」

【写真】ナイト受験ラボの長澤先生
◆数学が得意な子は応用問題にチャレンジ
――反対に得意な子は学習すべきですか?
長澤先生「群馬県の公立入試という観点では、やはり関数と図形がポイントになるかなと思います。2年生の1次関数の応用や図形の証明などは一度じっくりと応用問題に向き合ってみる価値はあると思います。それから、中3の2学期以降に学習する2次方程式や2次関数、相似、三平方の定理といった単元は非常に重要です。特にトップ校を目指す子は、この辺りの単元が入り混じった応用問題が出題されるので、経験値を挙げていく必要がありますよね。高校入学後も2次方程式や2次関数を発展させたような内容が出てくるので、高校につなげていく意味でも大切です」
◆数学の問題への向き合い方 効果的なやり方
――数学の問題に取り組む際に注意することはありますか?
長澤先生「最初5分ぐらいはちょっとまず自分で考えて、何かしら手動かして、できるところまででいいから、試行錯誤すしましょう。それで、分からなければ、解答・解説をまずしっかり読んで理解してください。ただし、解答を見て、割と納得して終わりっていう生徒やただ解答を写すだけの生徒も少なくありません。解き直しは必ずしてほしいですね」

――数学って解説を見ても理解できないことってあると思うんですが。
長澤先生「解説を読んでも分からなければ、学校や塾の先生に聞いてみる。ただ、この場合もきちんと独力で解けるかという『再現性』は重要です。そして、難しい問題については、量をこなせばよいというわけではありません。やはり、丁寧にやってほしいですね」
――他には何かありますか?
長澤先生「それから、図をきちんと書く習慣も大切です。図形問題など、問題文を咀嚼しながら、図を写すだけでも、解き方がひらめいたりするものです。その際、図は大きく書いてノートは贅沢に使いましょう。ノートも結構、きっちり詰めて書く子がいますが、もっと贅沢に使っていいと思います。そうすることで、自分の間違えたところや『ここがおかしいな』というところを横のスペースに書きこんで、見直しすることができます」
(編集部)
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