苦手な子も得意な子も、今からできる効果的な英語の受験勉強術 ―ナイト受験ラボ・ 長澤幸秀先生に聞く
英語は大学受験でも要となる科目であり、高校での学習にも直結します。今回はナイト受験ラボ(桐生市)の長澤幸秀先生に、受験を控えた中学生に向けた英語学習のポイントを伺いました。
◆苦手な子は「基本文」をしっかり覚えることから
――受験が近づいてきて、英語が苦手な子はどのように勉強すればよいでしょうか。
長澤先生「まずは基本文をしっかり覚えることが大事です。基本文は教科書の巻末に載っている例文集が良いですね。持っている問題集に掲載されている例文もおすすめです。これらをしっかり書けるまで練習してほしいと思います」
――書けるようにするというのは、日本語を見て英語を書くということでしょうか。
長澤先生「そうですね、まずは日本語を見て、英語を書けるようにしてほしいですね。結局、単語集を使って覚える作業は飽きてきちゃうと思うんですよね。それだったら、有機的な意味がある例文を5つずつくらいでいいから習得するほうが効率的です。体で覚えている部分も大事だと思います」
◆文法理解は重要単元を優先
――文法的な理解についてはどうでしょうか。
長澤先生「英文を書く中で、例えば三人称単数の主語に『-s』を付け忘れるといった基本的なミスはよくあります。練習を通してルールを理解し、自然に使えるようにしてほしいですね。
文法の単元としては、群馬県入試は、不定詞、動名詞、分詞、現在完了、受動態、助動詞あたりがさまざまな形で毎年のように出ます。全部の単元を、同じ力でやるのではなく、こうした重要な単元の理解を深めていくべきです。
繰り返しになりますが、苦手な子だったら、まず1年生の文法内容の基本例文がちゃんと書けるようにしておくことが重要です。基本文をしっかり固めておくと、高校に入学してからの英語学習もスムーズです」

【写真】ナイト受験ラボの長澤先生は高校受験英語も大学受験英語も指導する ナイトは中学ー高校と連結した一貫指導が特色
◆英語が得意な子は長文演習に挑戦
――では、英語がそこそこ得意な子はどのように勉強すればよいでしょうか。
長澤先生「この時期からは長文に取り組むのも良いと思います。公立高校の入試レベルの長文が載っている問題集を使うと効果的です。会話文であれば15分程度、本格的な長文なら20分ほど時間を計って演習するのが理想です。その後の答え合わせがとても重要なので、和訳と解説がしっかり載っている問題集を選んでください」
◆解いた長文は「10回読む」べし 音読はリスニング対策にも有効
――長文演習で注意すべき点はありますか。
長澤先生「自分が解いた長文は最低10回は読むようにしてください。数をこなすことも大切ですが、最初の10題くらいまでは、解いた問題を音読や黙読で繰り返し読み込むことをおすすめします。
1日5分でも構いません。段落ごとに区切って読むなど、何度も触れることで文章の仕組みや雰囲気がつかめ、自由作文などの記述問題にも役立ちます」

――10回読むというのは、1つの長文を、ということですか。
長澤先生「はい。1つの長文を10回読むということです。同じ文章を何度も読むうちに、英文の構造やリズムが体に染みついてきます」
――やはり音読は大切なんですね。
長澤先生「そうですね。高校生を見ていると、単語は書けるけれど、読めない生徒が結構います。大学入試ではリスニングの比重が高くなってきています。音読の習慣はリスニング力の強化にも直結します。実際、リスニングが苦手な生徒に英文を読ませると、正しく読めなかったり発音できなかったりすることが多いんです。毎日音読する習慣をつければ、数か月後にはリスニング力も大きく伸びていきます」
(編集部)
関連記事
編集部より 記事は配信日時点での情報です。





