北の杜学園で運動会ー28日
太田市熊野町にある太田市立北の杜学園(奥山隆校長)で5月28日、「第1回春のたてわり交流運動会」が開催されました。朝から晴天に恵まれたこの日、1年生から9年生(中3)までの児童・生徒、約800人が競技を楽しみながら異学年での交流を深めました。
北の杜学園は太田東小、韮川西小、北中の3校が統合し2021年4月に開校した義務教育学校です。施設一体型の学校で、異学年交流が盛んなことが特徴。今回の運動会でも1年生と9年生が同じ競技に出場するなど、異学年で協力し合う様子が多く見られました。
午前9時半から行われた運動会。高学年の生徒たちが低学年の児童をサポートしながら校庭に入場しました。ハチマキを結んであげたり、忘れ物がないかのチェック、トイレに連れて行ったりと上級生たちは大忙しです。主導するのは子どもたちで先生たちは多くの指示を行わず、子どもたちの様子を見守ります。奥山校長いわく、競技が始まる前から、「交流運動会」はスタートしているということです。
児童・生徒は6つの団に分かれて競技を行います。運動会だけでなく、さまざまな行事をこのグループで活動し、リーダーシップとフォロワーシップを身に付けていきます。団の名称とハチマキの色は次の通りです。赤城(赤)、榛名(青)、妙義(黄)、浅間(緑)、白根(白)、金山(桃)。
【写真】開会式の様子
開会式では開会の言葉やあいさつはすべて児童生徒が行います。あくまでも子どもたち主導で、主役の運動会です。
【写真】玉入れ競争
【写真】出場選手を力一杯応援する子どもたち
【写真】でかパンリレー。上級生が下級生をサポートします。
【写真】おさるのかごや
【写真】大玉転がし送り
【写真】優勝し喜ぶ白根団
第1回春のたてわり交流運動会は、白根団の優勝で幕を閉じました。コロナ禍で中止となってしまった昨年の分も、力一杯競技に取り組む子どもたちの元気な姿を見ることができました。
運動会を終えて奥山校長は「子どもたちがメインとなり、大人は裏方に徹しました。あらゆるところに仕掛けを作り、子どもたちの持っている力を存分に引き出すことができたと思います。上級生は下級生をサポートしながら思いやりの心を育み、下級生は上級生の姿を見て将来の姿を想像する。互いにメリットがある交流活動だと思います。子どもたちがキラキラ輝く姿を保護者の皆さまにお見せできたと思います」と話しています。
(編集部=臼井晃斗)