【栃木県公立高校】全日制全体の倍率は1.08倍ー第2回進路希望調査
栃木県教育委員会は9日、中学3年生を対象にした第2回進路希望調査(24年12月1日時点)を発表した。
公立高校全日制への進路希望倍率は1.08倍で、10月の第1回目の調査に比べ、0.06㌽下がったものの、前年同期比では0.01㌽上がった。公立高校(全日制)を希望している中3は 11,686人で、全体の68.6%を占める。前年同期に比べ0.4%減らしたが、公立志向の傾向は昨年並み。
群馬県に隣接する栃木県の公立高校(全日制)の倍率は下記の通り。昨年秋に新校舎が完成した足利高校は前年同期の1.11倍に比べ、0.19㌽も上昇し、1.30倍と人気を集めている。
※1 佐野高校については、募集定員160人のうち、入学者選抜により募集する定員(予定)を示しており、倍率の算出においては、附属中学校からの内部進学者(予定)を除いている。
(栃木県総合教育センター「中学校等生徒の進路希望調査報告書」より)
■栃木県公立高校入試の流れ 25年度は例年通りのしくみで実施
【特色選抜(2月)について】
2月6日(木)、7日(金)に実施される「特色選抜」については、各高校が示す「出願するための資格要件」を満たす生徒が出願できる。募集人数は全体の募集定員の「10%程度」「20%程度」「30%程度」のいずれか(一部例外の高校もあり)。この割合は高校別に設定されている。
選抜は「面接(個人または集団)」と「作文」または「小論文」で行われる。
2月13日(木)に合格者の内定者が発表される。
【一般選抜(3月)について】
「一般選抜」は3月6日(木)に実施される。
選抜は「学力検査の成績」「調査書」に加え、面接を課す高校もある。受験する高校によって選抜の方法がやや異なるので注意が必要。
「学力検査」と「調査書の評定」の比重の置き方は高校によって異なる。たとえば、足利高校(25年度入試)の場合は「学力検査」:「調査書」が8:2になっている。
「面接」は実施する高校としない高校がある。面接の形式は多くの学校が「集団面接」。
合格者の発表は3月12日(水)。
(編集部)