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【夏期企画】話題の文芸評論家・三宅香帆さんのすすめる 中学生のうちに読んでおきたい10冊①

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【夏期企画】話題の文芸評論家・三宅香帆さんのすすめる 中学生のうちに読んでおきたい10冊①

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2025.07.26 
tags:三宅香帆, 三宅香帆 オススメの本, 三宅香帆 文芸評論家, 中学生にオススメの本

 夏休みといえば「読書」。時間にゆとりがあるときだからこそ、中学生にはステキな本と出会ってほしい。「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」で知られる文芸評論家で大の読書好きの三宅香帆さんに、中学生にうちに是非読んでほしい本を10冊厳選して頂き、それぞれ推薦文をつけてもらいました。

(本記事は「みんなの学校新聞 25年7月号」に掲載されたものを転載しています)

 

「都会のトム&ソーヤ」シリーズ

(はやみねかおる/講談社)

 

 

 

主人公の中学生が、同級生とゲームを作るところから始まる大人気シリーズ。人生には、実験も勉強も必要。学ぶことの大切さを説教くさくなく教えてくれる最高の小説!

ようこそ、ヒュナム洞書店へ

(ファン・ボルム/集英社)

 

 

 

企業を辞めた女性がブックカフェを始めると、訪れるお客さんはみんなシビアな問題を抱えていた…。韓国の競争社会における困難を描きつつ、それでも頑張ってみんな生きてるんだなと励まされるはず。

謎の独立国家ソマリランド

(高野秀行/集英社)

 

 

 

ソマリランド潜入記である本書は、読むと「えっこんな国あるの!?」と驚く場面がひとつはあるはず。世界は広いと教えてくれる、最高の読書体験を約束しましょう。

バッタを倒しにアフリカへ

(前野ウルド浩太郎/光文社)

 

 

 

何かがすごく好きで、だけど世間にはその何かのすごさが知れ渡っていない…そんな趣味を持つ人もいるかもしれない。本書は「バッタ」が好きで、バッタのために人生をささげた研究者のエッセイ。

燃えよ剣

(司馬遼太郎/新潮社)

 

 

 

新選組を描いた歴史小説。部活を頑張っていたり、組織の中で必死に生きている人に読んでほしい。人間関係と自分の信じるもののために必死で生きていた江戸時代の青年たちの姿が、きっと響くはず!!

 

三宅 香帆

文芸評論家・京都市立芸術大学非常勤講師。1994年、徳島県美馬市に生まれ、幼少期より高知県高知市で育つ。京都大学大学院で萬葉集を研究後、著作家としてデビュー。「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」で「新書大賞2025」などを受賞し、幅広い読者層から支持を集めている。

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編集部より 記事は配信日時点での情報です。

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