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【夏期企画】話題の文芸評論家・三宅香帆さんのすすめる 中学生のうちに読んでおきたい10冊②

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【夏期企画】話題の文芸評論家・三宅香帆さんのすすめる 中学生のうちに読んでおきたい10冊②

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2025.07.28 
tags:三宅香帆, 三宅香帆 オススメの本, 三宅香帆 文芸評論家, 中学生にオススメの本

 夏休みといえば「読書」。時間にゆとりがあるときだからこそ、中学生にはステキな本と出会ってほしい。「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」で知られる文芸評論家で大の読書好きの三宅香帆さんに、中学生にうちに是非読んでほしい本を10冊厳選して頂き、それぞれ推薦文をつけてもらいました。

(本記事は「みんなの学校新聞 25年7月号」に掲載されたものを転載しています)

その1を見る

 

パッキパキ北京

(綿矢りさ/集英社)

 

 

 

辛いラーメンみたいな刺激物を食べているような読後感の小説! 主人公は破天荒で自己肯定感高めの女性、夫の都合で北京へ移住。コロナ禍の中でも痛快に北京を乗りこなす! パワーをもらえる一冊。

氷点

(三浦綾子/角川書店)

 

 

 

自分の娘を殺した犯罪者の娘をひきとった若き夫婦。何も知らずに育つ娘・陽子。キリスト教で「汝の敵を愛せよ」という教えがあるけれど、それは実際、どういう意味なのか? 面白いだけではなく、自分の中に問いを持たずにいられない小説を読みたい時におすすめ。

大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル

(豊島ミホ/岩波書店)

 

 

 

学生時代に不登校だった小説家が、どう他人への憎しみと向き合えばよいのかを丁寧に教えてくれるエッセイ。ものすごく嫌いな存在がいるとき、その憎しみにとらわれずに生きるのは、大人でも至難のワザ。豊島ミホが編み出した「憎しみへの対処法」を今のうちに知ってほしい。

私とは何か ー「個人」から「分人」へ

(平野啓一郎/講談社)

 

 

 

「本当の自分を探しても、本当の自分はいないと考えたほうがいい。そのかわり、他人の前にいる自分がそれぞれいるのだ、と分けて考えたほうがいい」という考え方を提唱する。自分ってどんな人間? どうしたら自分を好きになれる? そんな問いを持つ人は、ぜひ手に取ってほしい!

青い春を数えて

(武田綾乃/講談社)

 

 

 

『響け! ユーフォニアム』シリーズの作者が綴った、青春短編小説集。友達にちょっと嫉妬したり、家族にざらっとした違和感を覚えたり、将来どうなるか分からなすぎて泣けたり、自分のことが嫌いだったり。青春がキラキラしすぎている物語が苦手なあなたに、ぜひ。

 

三宅 香帆

文芸評論家・京都市立芸術大学非常勤講師。1994年、徳島県美馬市に生まれ、幼少期より高知県高知市で育つ。京都大学大学院で萬葉集を研究後、著作家としてデビュー。「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」で「新書大賞2025」などを受賞し、幅広い読者層から支持を集めている。

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編集部より 記事は配信日時点での情報です。

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