【コラム】『ジタバタしない』(神子澤修)
ある防災士から聞いた話です。
「溺れた人は、助かりたい一心で手足をバタバタさせてもがきます。しかし、それは逆効果で体力も体温も失われ、余計に苦しくなります。助かりたければ、全身の力を抜いて水の流れに身を任せることです。そうすれば身体は潮の流れで浅瀬まで運ばれていくチャンスも出来るでしょう」
この話を聞いて人生も同じことではないかと思いました。
「苦しい時こそ私利私欲を捨てて、世のため人のために出来ることを無心でやってみる。そうすることで、周囲から信頼を集め、大きな成果を成し遂げるチャンスを得ることができる」
急速に変化する時代、「今の地位や収入を失いたくない」と自分を守ることに必死になっている人が多い世の中です。
そんな時代だからこそ、「自分だけは助かりたい」とジタバタするより、自分のやるべきことに全力で取り組み、結果は天に任せる。その方が、結果的には大きなことを成し遂げることができるのかもしれませんね。

桐生大学附属中学校 校長 神子澤 修
プロフィール
関連記事
広告
編集部より 記事は配信日時点での情報です。








