【コラム】『雪国』(神子澤修)
私は、雪国の出身です。
この時期になると、雪にまつわるエピソードを思い出します。
時々大雪が降りました。一晩で50cm位積もることもありました。
近所に住んでいた1歳年下の幼馴染と長靴に上下のカッパを着込み完全防備で学校へ向かいます。
いつもの時間の5倍くらいの時間をかけてようやく学校に到着します。
教室に入ると真っ赤な顔で頭から湯気が出ているクラスメートたちと合流です。
雪国育ちの人は頑張り屋が多い、と言われることがありますが環境がそうさせているのかもしれません。
群馬に住み始めて40年以上が経過しました。
群馬県民はよく「からっ風」は大変だ、言います。
そのフレーズを聞くたびに私はこう思います。
「雪国では、そのからっ風に雪が混じって吹雪になるんだけどなぁ」と。雪ってたましか降らない地域の人は、スキーやスノボなど「わくわく」させる存在ですが、雪が日常の地域にとってはまたイメージが異なります。
毎日続く晴天の中で暮らしているとこの青空を雪国に分けてあげたい気分になります。
群馬県は、気候が温暖で安定しています。
群馬県民は本当に恵まれていると思います。
ただ、厳しい環境は悪いことばかりではありません。そうした環境が人の精神を強くする面もあります。
生活環境だけではありません。職場、学校などあらゆる環境で厳しい立場に立たされている人も見方を変えれば、それは成長するきっかけになるかもしれませんね。

桐生大学附属中学校 校長 神子澤 修
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