「医学部地域枠」来年度は4人増 群馬県が拡充
将来の地域医療を担う医師を育成するため、群馬県は2026年度入試における医学部地域枠を拡充する。
医学部地域枠は大学卒業後、群馬県内に従事する医師を養成するため、医学部医学科に設置された入学試験枠。09年度にスタートした。地域枠で入学した医学生には、県が緊急医師確保修学資金を6年間貸与(編入学は貸与期間が異なる)。卒業後10年間、県内の公的病院などに医師として従事(うち4年以上を医師不足地域や医師不足診療科で従事)すれば、返済は全額免除される。
貸与額は、群馬大学の地域枠が月額15万円または10万円(世帯所得に応じて異なる)。県外私立大学の地域枠は月額25万円。
25年4月時点で、地域枠医学生は全体で122人。また、地域枠出身の医師は159人で、県内の公的病院などで活動している。
26年度入試では、群馬大学の地域枠が前年度から2人増え、25人(うち編入学枠5人)となる。また、県外大学の地域枠は前年度から2人増え、6人となる。なお、正式決定は10月下旬になる見込み。
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編集部より 記事は配信日時点での情報です。





