【箱根駅伝】樹徳出身の北村、小暮がエントリー
箱根駅伝に出場する21チーム(オープン参加の関東学生連合を含む)の登録メンバー(各チーム16人)が10日に発表された。桐生・みどり関係では樹徳高校出身の2選手が名を連ねた。前回大会は4選手がエントリーし、うち2選手が出場した。
今回エントリーされたのは、前回に続く2大会連続の早稲田大2年・北村光(19)と、創価大1年・小暮栄輝(19)。
北村は1年前の前回大会で箱根デビューを果たした。1年生ながら6区を任され、堂々の区間8位、1年生歴代5番目の速さという好記録でチームをけん引した。
6区といえば大会2日目、復路のスタート区。箱根からの山下りだ。大会後、桐生タイムス社のインタビューで北村は、年末に監督から「6区は北村」と告げられ、目標タイムを設定。それを上回る記録を出したことで「しっかり準備すれば戦える自信がついた」と振り返った。今回は1区で区間エントリーされた。
小暮は、今大会での箱根デビューを目指す。1万㍍の公認最高記録は29分16秒81で、北村の29分00秒51には及ばないが、今回は3区で区間エントリーされた。コンディションさえよければ出場する可能性は十分ある。
■群馬県関係選手に東農大二、前橋育英、藤岡中央出身者ら
エントリー選手には、2人のほかにも群馬県内の高校出身者が少なくない。
北村のいる早稲田大の主将・千明龍之佑は東京農大二高出身の4年生。ハーフマラソンの自己ベストで1時間3分32秒の記録を持つ。
東京農大二高出身選手はほかに8人も登録されている。全日本大学駅伝で区間賞を獲得するなど期待度が高いのが、東洋大1年の石田洸介。また、東京国際大の主将で4年の三浦瞭太郎、日本体育大1年の分須尊紀らも注目。中央学院大4年の栗原啓吾は、予選会日本人トップで走り抜き、1万㍍自己ベスト28分03秒39の好記録を持つ。
前橋育英出身の選手は、帝京大の3人(4年寺嶌渓一、同森田瑛介、3年新井大貴)と、学連チームで出場する3年の諸星颯大(育英大3年)がエントリーされている。
藤岡中央出身の島崎慎愛(国学院大4年)、沼田出身の木榑杏祐(国士舘大4年)も登録メンバーに選ばれた。
実際に走るかどうかは当日のコンディション次第。2日、3日とも目が離せない。