【フィギュアスケート】県3連覇の星野(梅田中3)に期待 全中大会2年ぶりに開幕
第42回全国中学校スケート大会(全中)が29日、長野市若里多目的スポーツアリーナ(ビッグハット)などで開幕した。新型コロナウイルス禍で2年ぶりの開催。フィギュアとスピードの2競技で、31日にショートプログラムの競技初日を迎えるフィギュアには、県総体3連覇を果たした星野真璃(桐生市立梅田中3年)が出場する。星野は「トリプルジャンプを入れたノーミスの演技で自己ベスト更新を」と意気込む。
フィギュアは30日にビッグハットで開始式を開き、30、31日に男女ショートプログラム(SP)を行う。SPの上位18人が2月1日のフリースケーティングに出場する。入賞は8位まで。
2年ぶりの全中開催に向けて「今の自分にできることを完璧に演技できるように本番を意識して練習してきた」と星野。大舞台への出場を「上手な選手と一緒に練習できたり演技を見られるのが楽しみ。いい経験になるのですごくうれしい」と喜び、「楽しく悔いの残らないようにのびのび滑りたい」と語る。
3年生の星野は今年度は受験生。例年10月下旬に開場する桐生スケートセンターが休場しているため、「学校帰りに練習できなかったり受験との両立が難しい」と話す。今シーズンは市外のアリーナに週4、5日通い、曲をかけた練習やトリプルジャンプの完成に力を入れてきた。
「楽しかったな、成長できたなとあとで思えるような大会にしたい」と最後の全中を楽しむつもりだ。