最優秀の4人、東毛大会に 桐生市中学校弁論大会
桐生市中学校弁論大会が6月30日、桐生市立中央公民館市民ホールで開催された。日ごろ感じていること、問題意識を持ったこと、感銘を受けたことなどを深め、考えて、自分の言葉で表現し伝える大会で、各校の代表15人が堂々と発表した。新型コロナウイルス禍で無観客とし、表彰式も行わなかったが、審査の結果、最優秀賞に選ばれた4人が8月20日に藪塚本町文化ホールカルトピアでの東毛大会に出場する。
今回はコミュニケーション力の大切さ、殺処分される犬猫の尊い命を救うには、凶器にもなる言葉を正しく使う、容姿外見にとらわれず自分の体を大切に、プラスチック資源循環法の背景と自分たちの生活、家族ならではの愛情、かけがえのない人との時間を大切に、フードロスをなくすために、自分らしく生きる、多様性を認め合う社会など多彩なテーマで、15人が順にステージに立った。他者の発表は静かに聞いて、拍手を送っていた。
最優秀賞は「言葉」の演題の綾部翠紀(みのり)さん(清流中3年)、「矛盾な愛情」の今綺乃(あやの)さん(梅田中3年)、「あたり前のない世界」の阿部来実(らいみ)さん(清流中3年)、「幸せの輪」の渡辺紗(すず)さん(樹徳中3年)。
優秀賞は「輝く命」の園田莉菜さん(中央中2年)、「同調圧力をなくすためには」の三武灯(あかり)さん(桜木中3年)、「食べ物へ感謝を」の小林玲那さん(新里中3年)、「声をあげよう」のロン愛梨さん(桐生大学付属中3年)。
優良賞に菊池由佳さん(相生中3年)、神尾杏珠(あんじゅ)さん(新里中3年)、森杏香さん(境野中3年)、岸夢月さん(川内中3年)、荒井花音(かのん)さん(広沢中3年)、新井怜奈さん(黒保根学園9年)、柳澤華音(かのん)さん(相生中3年)。
講評では市教委指導主事が「みずみずしい感性で前向きに考え、行動しようとしている。体験に基づいた論旨の展開、心に訴える力、説得力ある表現の3点で評価したが、さらに磨いて東毛大会で頑張ってください」と述べていた。