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広沢中学校区と協議へ 桜木中学校区が方針決定 慎重論出るも全会一致で 桐生市立小中学校再編問題

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広沢中学校区と協議へ 桜木中学校区が方針決定 慎重論出るも全会一致で 桐生市立小中学校再編問題

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2025.02.13 
tags:学校規模等適正化中学校区検討委員会, 桐生市, 桐生市 市学校規模等適正化中学校区検討委員会, 桐生市教育委員会, 桐生市立小中学校再編

来年度の小中学校統合協議の方向性を決めた桜木中学校区検討委の第4回会議(桜木公民館で)

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 急激な少子化に備えて桐生市立小中学校の再編を検討するため、同市教育委員会が市内中学校区ごとに設置している「市学校規模等適正化中学校区検討委員会」。その桜木中学校区検討委(須永伸夫委員長、12委員)は10日、桜木公民館で第4回会合を開いた。隣接する広沢中学校区検討委に対して「地域協議会」の編成を要請し、両中学校区で来年度から小中学校統合に向けた協議を行う方針を全会一致で決めた。

 

 検討委は市教委が昨年1~2月、小中一貫校化した黒保根を除く9中学校区に設置。小中学生や未就学児の保護者代表、校長、自治会役員らを委員とし、他中学校区との小中学校統合に向けた「地域協議会」を来年度編成するか否かを協議してきた。


 桜木中学校区検討委の第4回会議では、市教委が前回会議で提案した「広沢・桜木」の2中学校区による小中学校統合協議の是非について、須永委員長が出席委員の意見を求めた。各委員はそれぞれの所属団体の声を踏まえて意見を出し合った。


 まず一部の保護者委員から、桜木・広沢両中学校区の統合協議について「桜木中学校区では協議したほうがいいという声が出ているが、広沢中学校区ではそういう話になっていない」として、慎重に議論すべきとの声が上がった。


 これに対して別の保護者委員や校長委員、青少年団体委員から「(生徒数・教員数の減で)桜木中学校区だけでやっていくのは難しい」「私立中進学が増え、公立中生徒は今後さらに減る」「広沢がこっちを向いているかどうかは別」など、両中学校区の統合協議は必要との意見が相次いだ。


 採決では桜木・広沢両中学校区での小中学校統合協議について、出席委員全員が拍手で賛意を表明。桜木中学校区検討委として、広沢中学校区検討委に地域協議会編成を要請し、来年度から両中学校区で小中学校統合を含めた協議に入る方針を決めた。


 このほか統合協議に向けて委員から「(相生町一丁目を含む)桜木中学校区は相生中のほうが近い子もいる。広沢中と統合協議が進んだとしても、学校選択に柔軟性は必要」などと、統合決定後も柔軟な学校選択ができるよう求める意見が出た。


 市教委によると、地域協議会が来年度編成された場合、各中学校区検討委から正副委員長ら代表者3人程度が出席。各中学校区検討委は地域意見集約のため来年度も継続するが、運営方法は現在検討中という。


 各中学校区検討委は桜木のほか、中央、清流、境野、梅田、相生が方向性を決定済み。今後は広沢が12日(広沢公民館)、新里が14日(新里中)、川内が17日(川内公民館)に、それぞれ午後2時から第4回会議を開く。原則公開で一般傍聴できる。


 問い合わせは同市教育センター3階の市教委・教育環境課へ。

 

桐生タイムス

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