【公立後期入試】どれだけ変わるの? 変更後倍率 過去2年データで検証
23日、後期の倍率がいよいよ発表される。この倍率でどの程度動くのかと不安がる受験生も少なくない。
太田高校を志望する息子を持つ伊勢崎市内のAさんは「(倍率をみて)前高や高高の志望者が太高に移って来たら困る」と口にするが、「実際そういうケースは少ない」と前橋市内の塾関係者は話す。
「ある意味、伊勢崎は交通のアクセスがいいので特殊ケースです」と伊勢崎市内のある塾長は説明する。「伊勢崎はJRと東武があるので、前橋・高崎方面、桐生方面、太田方面と県内の主要都市の移動がしやすい。だから、伊勢崎の受験生に関しては、前女から太女に変えるという選択ができます。でも、たとえば太田ならば、太田高校・太田女子高校が地域のトップ校として君臨していて、偏差値が70を超えるような子も太田高校に行きます。太田から前橋は移動の便が悪いですしね」
「トップ校を選ぶ子は入学前からその学校に愛着をもっている」。こう話すのは、ある大手塾関係者。実際、高崎高校から前橋高校に鞍替えする子はほとんどいないという。
先の前橋市内の塾関係者は「同じ市内の同じレベルくらいの高校での移動はあるが、それでもそんなに多くないと思います。手続きも大変ですしね」と実情を語る。
では、いったい変更前と変更後の倍率はどれほど変動するものなのか。みんなの学校新聞編集局は、2015年(おととし)と2016年(昨年)の県教委発表のデータをもとに、後期の倍率と変更後倍率(確定倍率)の推移を各学校別にまとめてみた。
このデータを見れば、変更前と後との倍率の増減はさほど大きくないことがわかるはずだ。
(編集部=峯岸武司)
■変更前後の倍率増減(過去2年分)のデータ
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(作成 みんな学校新聞編集局)