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県教委、部活動地域移行に向けた検討委を開催ー18日

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県教委、部活動地域移行に向けた検討委を開催ー18日

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2024.06.24 
tags:群馬 部活動 地域移行, 群馬県教育委員会, 部活動 地域移行

 群馬県教育委員会(平田郁美教育長)は18日、「第1回群馬県地域クラブ活動体制整備検討委員会」を開いた。公立中学校における休日の学校部活動の段階的な地域移行に向けた体制や整備を検討する目的で、各市町村教育委員会、市町村関係部局、学校関係者、大学関係者などが出席した。

 出席した委員からは、地域移行に向けた明確なロードマップを示していかないと関係する団体が動けないという意見が出された。そのための環境整備の必要性も確認された。また、運動部だけでなく吹奏楽部などの文化部も地域移行に向け動いていることが報告された。地域移行を進めていく中で、指導者の確保や楽器の輸送、生徒の送迎などの課題もあり、「26年度末までに地域移行を完了となると難しい」との声もあがった。
 県としての今後の取り組みとして、新たに増員したコーディネーターと県担当者が各市町村を訪問し、地域の実状に応じた地域クラブ活動の運営団体や実施主体の準備に向けた支援を推進することや7月13日にGメッセ群馬(高崎市)で開催される生徒向けの「部活動改革についてのワークショップ」の実施を通して広報活動を充実させていくことなどが決まった。
 また、県教委は未定としながらも、市町村からの現場の声などを踏まえて、広域的な人材バンクの設置も検討している。実現すれば、過疎地域での指導や確保につながることが期待できる。
 各市町村の意見を集約しながら、12月にワーキンググループで話し合いを行う。第2回の検討委員会は来年2月に開催される予定。県教委ではこれらの会議を通じて26年度以降の方向性を示していくとしている。

(編集部)

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