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【特集】定員減対象校 過去4か年の倍率動向分析◆桐高・桐女編

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【特集】定員減対象校 過去4か年の倍率動向分析◆桐高・桐女編

高校入試

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2017.10.07 
tags:桐女, 群馬 公立 倍率, 桐生高校 倍率, 桐生女子高校 倍率, 桐高, 定員減
 10月中旬には県教委から第1回進路希望調査の集計が発表される。希望調査で公立高校の倍率の動向が明らかになる。平成30年度の公立入試はクラス減・学校新設にともなう定員400減が実施され、波乱含みの様相を呈している。「どんな数字の出方をするのか、今年の10月調査の結果は本当に気になります」。前橋市内のある塾関係者は調査結果が公開されるのを待ち望んでいる。
   みんなの学校新聞編集局では、今年度の10月調査が発表されるのに先立ち、クラス減による定員削減が実施される前橋地区・高崎地区・桐生地区・館林地区の公立高校の過去4か年の倍率動向の分析を試みた。
 

 

 桐生地区
  表は過去4か年の第1回進路希望調査(10月)、第2回進路希望調査(12月)と後期の倍率の推移を示したものだ。減少率は10月調査の倍率から後期倍率がどの程度の割合で増減したかを算出した。たとえば、10月調査時点で1.0倍だったものが、後期倍率時点で0.8倍になっていれば減少率80%となる。最終的な合否を決めるのが後期入試であるため、前期の倍率ではなく後期の倍率を使用した。
桐生地区 倍率推移桐生地区 倍率推移グラフ
※桐生高校は普通科のみの倍率。桐生女子高校は平成27年度入試から普通科・英語科のくくり募集にかわったため、比較できるように、平成26年度入試は学校倍率(表中・赤字)で示してある。
 
<分析>
 平成30年度入試では桐生高校と桐生女子高校でそれぞれ1クラス40名の定員削減が実施される。したがって、定員は両校それぞれ200名(桐生高校は理数科定員を除いた数)となる。今回の措置は、平成33年の両校の統合に伴う移行的なものであり、統合に向けた準備としての位置づけが大きい。
 桐生地区の今年の中3生は前年比で4.8%減少する。これは県平均の3.2%を上回る率なので、同地区の子どもの人口の減少は顕著ではある。ただ、桐生高校はJR桐生駅、上毛電鉄西桐生駅に近く、沿線である新里・粕川・前橋方面、佐波伊勢崎方面からアクセスしやすい学校だ。東武新桐生駅も距離はあるものの自転車を使えば通学可能だ。したがって、藪塚・太田方面からの流入も少なくない。数年の倍率推移を見ても、人気校であることには間違いない。こうした現状から、桐生高校の1クラス減に関しては性急ではないかという声も多い。
 桐生市内のある塾関係者は「桐女は倍率をみれば1クラス減は頷けるんです。ただ桐南と桐西も同時期に統合するにもかかわらずクラス減の措置が取られなかった。だとしたら桐高のクラス減には別の意図を感じ取ってしまう」と指摘する。
 別の意図とは何か。
「おそらく学校のレベルアップではないでしょうか。定員を1クラス減らせば、間違いなく桐高の倍率は上がり、入学する生徒のレベルは上がりますよね。あくまで推測でしかありませんが」(前出)
 では、倍率推移を見ていこう。
 桐生高校(普通科)の倍率推移は、初発の倍率から後期の倍率までの区間で減少していくのが特徴だ。この変動は前橋高校・前橋女子高校と似ている。減少率は86.8%だ。
 同校は伊勢崎からの流入も多く、倍率の変動のキャスティングボードを握るのは伊勢崎の生徒ではないかとみられている。ボーダーライン上の生徒が、倍率を見て「伊勢崎高校や伊勢崎清明高校に鞍替えしていると思います」とは伊勢崎市内のある塾長。
 一方の桐生女子高校は後期での定員割れこそないものの、わりと入学しやすい倍率で推移してきている。これに関しては場所的な要素が大きいと見る向きも多い。実際に、「場所が良ければキリジョは魅力的な学校なのに」という受験生の声もあった。
 初発の倍率で倍率が1.00倍付近のケースが多いため、後期に近づくにつれて倍率は上昇傾向にあるのが同校の特徴だ。初発倍率の10~15%程度上昇するとみてよい。
 ただ平成27年度入試では初発1.10倍が最終的な後期倍率は1.05倍と減少している。心理的な要素もあるので、初発が1.1~1.2倍以上だと、逆のマインドが働くのかもしれない。

 いずれにしても統合に向けて話題性のある学校だ。1クラス減で倍率上昇は必至だと見られている。「どう倍率がでるか。気になる学校ではありますね」(桐生市内の塾関係者)
(編集部=峯岸武司)

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