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合同バンドでの出場は県内初 大中・大東中吹奏楽部、西関東コンクールへ

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合同バンドでの出場は県内初 大中・大東中吹奏楽部、西関東コンクールへ

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2024.09.14 
tags:大間々中学校, 大間々東中学校, 西関東吹奏楽コンクール

合同バンドとして県内初の西関東コンクールに出場する大間々中と大間々東中の吹奏楽部の生徒たち(大間々東中の音楽室で)

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 みどり市立大間々中学校と大間々東中学校の吹奏楽部による合同バンドが、14日に埼玉県所沢市で開催される西関東吹奏楽コンクールに出場する。市の部活動地域移行のモデルケースとして、今年度から合同部活動を開始。先月の県大会で金賞を受賞し、合同バンドとして県内初となる西関東大会への出場を決めた。部長の岩﨑日向子さん(大中3年)と明神心菜さん(大東中3年)は「みんなで楽しみながら演奏できたら」とコンクールに向けた思いを語る。

 今年度の大間々中吹奏楽部(顧問:上野智美教諭)の部員数は18人、大東中吹奏楽部(顧問:中西道子教諭)は16人。例年両校が出場しているB部門は30人以内の編成で、大間々中は昨年まで2年連続で西関東コンクールに単独出場していたが、年々部員数は減少傾向にあった。
 「少子化の影響で、今後単独で部活を続けるのは厳しいかもしれない」「コンクールで勝つための選択肢ではなく、子どもたちが今後も満足できる活動ができるように」「練習時間の確保など課題はあるが歴史を作っていこう」と両顧問で話し合い、今年度から合同部活動を開始。6月までは土曜日のみの実施だったが、7月からはスクールバスが稼働し、大東中で週5日の合同練習が可能となった。
 7月の東部地区大会、8月の県大会で見事に金賞を受賞し、14日に行われる群馬、埼玉、山梨、新潟の代表校による西関東大会への出場を決めた。合同バンドでの出場は、県内では両校が初めてだという。
 部長の岩﨑さんと明神さんは「最初は不安もあり、部員をまともるのも大変だったけど、2人で協力して頑張ることができた」と顔を見合わせ、「移動で練習時間が減ってしまう部分はあったけど、合同だから演奏できる曲の選択も広がり、今の演奏ができていると思うので、移動する価値はあったと今は実感している」と振り返った。
 岩﨑さんは「しっかり演奏することは大事だけど、まずは楽しみたい」、明神さんは「どんな結果になっても、みんなで西関東に行けるのはすごいことなので、最後は笑って楽しく演奏できたら」と、西関東コンクールに向けて練習に励む。

 

桐生タイムス

 

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