【群馬県公立入試】ウェブ出願の徹底解説
群馬県の公立高校入試では、来年2月に行われる入試から、出願方法が大きく変わります。紙ベースによる従来方式ではなく、インターネットを活用したウェブ出願システムを初導入。出願から合格発表まで、すべてウェブ出願システム「G-smart(ジースマート)」を使って行います。詳しい内容について県教育委員会に話を聞きました。来年2月20、21日の入試を例に説明していきます。
今回初導入のウェブ出願システム「ジースマート」は11月1日、志願者サイトを開設しました。
受験生は、中学校で配られる志願者アカウント作成案内文書の二次元コードを読み取るなどして空メールを送信し、志願者サイトにアクセスします。利用規約に同意後、個人情報の入力、顔写真の登録、パスワードの設定などを行い、アカウントを作成すると、志願者一人ひとりに異なる12ケタの登録番号が通知されます。
この登録番号はパスワードとともに、志願者サイトのログイン時や合格発表など、今後の手続きに必要不可欠なものなので、大切に保管しておいてください。
顔写真は▼正面上半身脱帽▼今年10月1日以降に撮影▼縦横比率が4・3─などの条件があるので注意を。中学校で撮影する場合もあるようなので確認しておきましょう。
来年1月6日からは、いよいよ出願手続きが始まります。志願者サイトにログインしたうえで、志願先の高校や学科などの「志願情報」を登録します。
志願理由や学校内外の活動歴などを記入した面接時の参考資料「インタビューシート」の登録も忘れずに。PDFデータで事前に作成しておくとスムーズです。
来年1月20日からは志願者サイトでの受検料納付も開始。▼クレジットカード決済▼コンビニエンスストア店頭での決済▼ペイジー─のいずれかを選択して納付することができます。
受検料の納付はこれまで、県証紙の購入や銀行窓口での払い込みが必要でしたが、今回のウェブ出願導入により、24時間いつでもどこでも納付が可能になります。
顔写真やインタビューシートを含めた志願情報登録と受検料納付がすべて完了したことを、同サイト経由で中学校の先生が確認し、出願手続き完了となります。
志願先の変更は2回できます。中学校の先生の確認が必要なので、志願者の変更登録期間は、1回目が来年2月5、6日、2回目が同10~12日と考えるとよいでしょう(日程は目安)。
まず受験生が志願先変更の希望を中学校の先生に申し出ます。先生が志願者サイトの志願情報を無効にした後、受験生は出願と同じ手順で新たな志願情報を登録し、先生が確認すると手続き完了です。
設置者が異なる学校(たとえば県立高校から市立高校)に志願先を変更する場合は、受検料を再度納付する必要がありますが、納付方法は出願時と同じ手順になります。
入試当日に必要な受検票の印刷も忘れてはいけない作業の一つです。志願者サイトでは来年2月14日午後5時から、受検票を印刷できるようになります。
自宅のプリンターか、コンビニのプリントサービスを使ってA4サイズで印刷し、受検票部分を切り離しておきましょう。くれぐれも入試当日に忘れないように。
合格発表の来年3月5日は午前10時から午後4時まで、志願者サイトのログイン画面に「合格発表のお知らせ」という表示が出ます。受検した高校、登録番号、受検番号、生年月日を入力すると、合否が確認できます。ログインは不要です。
合格者の入学手続きは県教委ホームページの「各高等学校の『選抜方法等』」で確認してください。
(編集部)