不登校の保護者支援 群馬県総合教育センターが相談・交流の場
不登校や長期欠席の子どもを抱える保護者の悩みに寄り添おうと、群馬県総合教育センター(伊勢崎市)が相談や交流の場を広げている。専門家による助言や保護者同士のつながりを通じ、孤立を防ぐ取り組みだ。
■親同士のつながり求める声 文科省調査で
全国7,161校(22,009人)の小学6年生、中学2年生を対象に文部科学省が2020年12月に調査を行った「不登校児童生徒の実態把握に関する調査報告書」。報告書には親たちのリアルな声が記されている。その中で「不登校の親の会で生の声を聞くことは、どんなカウンセリングや医者より良かったと感じる」、「経験された方の話を聞ける場所が必要だと思う」といった親同士のつながりの場を求める声も少なくない。

群馬県総合教育センター(伊勢崎市)では、さまざまな理由で欠席が続いている子どものことで悩んでいる保護者を対象に「保護者のための相談・学びの場」を設けている。参加費は無料で、公認心理師や社会福祉士など資格を持つ専門スタッフから助言を受けることもできる。
【問い合わせフォーム】保護者のための相談・学びの場[外部リンク]
■県総合教育センターが子育ての悩みを持つ保護者同士のつながりの場を開設
【あったかスマイル相談会】
毎月1回開催される「あったかスマイル相談会」は子育ての悩みなどを共有できる集まりだ。臨床心理士も一緒に参加するので、専門的なアドバイスも受けることもできる。年8回開催予定で、8月21日に3回目が開催される。「事前に来所相談による面談をするので、参加を希望する方は、まず電話をください」と担当者は話す。お問い合わせは総合教育センター・子ども教育相談室(☎0270-26-9200)まで。
【学び場つなぐん】
「子どもとどう接したらいいか分からない」「この先どうなるのか…」。欠席が続いている子どもを前に保護者は悩みを抱え込みがち。テキストを用いて子どもへの理解を深め、関わり方について学ぶのが「学び場つなぐん」だ。各回10人定員で毎月開催されている。1回のみの参加も可能。
【個別相談】
また、総合教育センターでは毎週木曜日、悩みや困りごとについて専門家に1対1で相談できる「個別相談」も設ける。対面の他、電話やzoomを使ったオンラインでも対応している。
【出張カフェつなぐん】
センターはさらに、遠方の保護者向けに「出張カフェ つなぐん」を開催。大泉地区では8月7日に実施し、次回は10月23日、片品地区では8月28日に開く予定だ。会場では子育てに関して同じ悩みを持つ保護者同士の交流や専門家との相談ができる。
■親の気持ちを受け止めてくれる場は必要
長女が中学生の時、不登校を経験した伊勢崎市内の保護者は「親が行き詰まると子どもにも平常心では接することができないもの。親の気持ちを受け止めてくれる、話を聞いてくれる環境は必要」と話す。
県総合教育センターの担当者は「お子さんのためにできることの第一歩はご家族自身が元気でいることです。ひとりで抱え込まず、つながる場を持ち、一緒に考えていきましょう」と参加を促している。
(編集部)
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