【コラム】『神無月』(神子澤修)
曼珠沙華(彼岸花)が燃えるように咲いています。
10月も半分が終わりました。
10月は別名『神無月』と言われています。
これは、この時期に全国の神々が島根県にある出雲大社に集まり、「神議り(かむはかり)」と呼ばれる会議をすると伝えられているためです。日本中の神様が出雲大社に集まるため他の地域には神様がいなくなってしまうことから「神の無い月=神無月」と言われるようになりました。
出雲大社は、縁結びの神様として有名な大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)をお祀りする神社です。
私も是非一度は行ってみたいと思っています。

さて、私が勤務する学校では、朝から生徒の皆さんの歌声が響いています。
音楽担当の先生から、とっても嬉しい話を聞きました。
「校長先生、今年は指揮者を希望する生徒が過去最多の6名出ました。オーディションをするか迷いましたが、全員にその経験をさせたいので、全力で指導したいと思っています」
私の好きなことわざに「能ある鷹は爪を出せ」があります。もちろん正しくは「能ある鷹は爪を隠す」です。意味は、実力のある者ほどそれを表面に出さないことのたとえです。でも、現代社会を生き抜いていくためには、自分の持っている力をどんどん出していく「能ある鷹は爪を出せ」の方がマッチしているのではないでしょうか。
自分から進んで指揮者をやってみたい、と立候補した生徒の皆さんを心から応援したいと思っています。
小さくても良いから自分のエンジンで動いてほしい、と願いつつ。
桐生大学附属中学校 校長 神子澤 修
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