東大FairWind/現役東大生が アドバイスする 教科別学習法【社会・理科編】
受験も本格的に近づいてきたこの時期、勉強方法に悩んでいる受験生も少なくないはず。地方の中高生に向けて、東大受験や勉強のコツ、進学に関する情報の提供など進学支援を行う学生団体「FairWind」の学生さんにコツを聞きました。
社会 分野別の学習ポイント
▶エピソード記憶で社会を攻略!!
社会は他教科と異なり、地理・歴史・公民と異なる分野が1教科にまとまっていて、勉強法が分からない! という人も多いかと思います。
社会はただ教科書の内容を覚えるだけでなく、「他のものを絡めてエピソード記憶を高めていく」と理解の助けになると思います。
地理のアドバイス
地理は各地の名産や主要品目の各国シェアなどを覚えますが、ランキングの暗記は中学生時代に私も苦労しました。私が実践していたのが「その国、都道府県がランクインした理由を考える」ことです。
たとえば、2021年の石炭生産量はなぜ1・2位が中国、インドなのでしょう? ここから、どちらも人口が多い国だと連想して「多くの人が石炭を燃料として使うから中国とインドが上位なんだ」と、理由に紐づけて覚えると良いと思います!
歴史のアドバイス
歴史は、ただ数字や文字を暗記するのではなく、「写真や絵と歴史事項を結びつける」ことを意識してみてください。
教科書で暗記をすると、どうしても文字中心の暗記となるので、歴史に親しみたいと思う皆さんは、歴史漫画や資料集などで視覚的に覚えることをおすすめします!
公民のアドバイス
公民は政治用語が飛び交う難しい分野。ただ、公民も「日本国憲法の条文と事項を絡めて覚える」ことで効率的に理解できます。たとえば、憲法第41条から国会に関する条文が続きますが、そこで任期、予算案などの単語が説明されます。同じ用語でも教科書以外の説明に触れることで、さらなる理解に役立つでしょう!

理科 学習法を見直そう!
▶暗記量と演習量のバランスが理科学習のカナメ
私は受験期直前まで理科が得意ではありませんでした。でも、正しく勉強すれば理科は伸びます! 理科の学習で特に大事なのは“暗記量”と“演習量”のバランスです。私自身、理科があまり得意でなかった時、こんな勘違いをしていました。
●物理って数学みたいに理解が大事だと思い込み、基本的な公式などの暗記を疎かにする。
●化学って社会みたいに暗記が大事だと思い込み、計算問題などの演習を疎かにする。
今、理科が伸び悩んでいる人は、一度自分の暗記と演習の比率を見直してみてください! おそらくどちらかに偏っていると思います。この比率は人それぞれ異なるので、自分にあったものを見つけることが大事です!
演習に取り組む際には時間を意識しましょう。理科は時間に対して問題量が多いので、短い時間で解けなければなりません。ただし、注意しなければいけないのは、問題を間違えた時、原因が「時間」なのか「理解不足」なのかを明確にすることです。理解不足だったらまずは時間を気にせず解けるようにする訓練、時間不足だったら素早く頭で処理をする訓練が必要ということになります。
理科って暗記もしなきゃいけないし、問題もたくさん解かなきゃいけないとても大変な科目です。ただ、他の科目と比べて点数が安定しやすいので、得意にできれば大きなアドバンテージとなります! 自分にあった暗記と演習量のバランスを見つけて理科を味方につけ、ライバルたちと差をつけましょう!

東京大学の学生団体。地方出身の中高生に向けて、東大受験や進学に関する情報提供や学習支援を行っている。心理的・地理的なハンデをなくし、誰もが平等に挑戦できる環境づくりを目指している。
※この記事はタブロイド判「みんなの学校新聞 4号(2025年11月)」に掲載された記事を転載しています。
(編集部)
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