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東大FairWind/現役東大生が アドバイスする 教科別学習法【国語・数学編】

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東大FairWind/現役東大生が アドバイスする 教科別学習法【国語・数学編】

高校入試

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2025.11.24 
tags:勉強法 国語, 勉強法 数学, 東大 FairWind, 東大生 勉強法

 受験も本格的に近づいてきたこの時期、勉強方法に悩んでいる受験生も少なくないはず。地方の中高生に向けて、東大受験や勉強のコツ、進学に関する情報の提供など進学支援を行う学生団体「FairWind」の学生さんにコツを聞きました。

 

国語 国語で実践したい3つのこと


知識系をマスターしよう!

 国語って「どう勉強したらいいかわからない」と感じている人は多いのではないでしょうか? 
 その場合はまず基礎知識をしっかり身につけましょう。現代文でいうと漢字、古文・漢文でいうと古文単語や漢語の文法など、国語にも暗記が必要です。

 私は学校の小テストを利用して、これらの定着を図りました。通学時間や休み時間などのスキマ時間に単語帳を見返すだけでも、着実に知識を身につけることができます。基礎がないと応用問題も解けないので、基礎知識をきちんと定着させることを意識してみてください!

 

周りの力をかりよう!

 国語の文章題は、数学のようにきれいに一つの答えが決まる形にはなりにくいですよね。だからこそ論理的に文章を読み解く力が重要です。解答の根拠を探っていくと、本文中に色々ヒントが隠れていることに気づくことができるはずです。ただ、それに自分だけで気づくのは難しいですよね。
 そこでおすすめしたいのが、周りの友達と解答を比べて指摘しあってみたり、学校・塾の先生に添削をお願いしたりすることです。国語に限らず、周りの環境を最大限活用してみるのがおすすめです!

 

読書を習慣にしよう!

 国語力を高めるうえで、日頃から文章に触れるのがとても大事だと思います! 学年が上がるにつれて他の科目の勉強や部活で忙しくなって、なかなか読書の時間を十分に取れない人が多いかもしれません。スキマ時間を活用して小説などを意識的に読んでみるといいと思います!
 理系だったこともあり、国語の勉強に十分な時間を割くことができなかった時期もありましたが、読書習慣のおかげで、楽しみながら長い文章に慣れることができたと思います。

 

 

 

 

 

 

 

数学 公式をただ覚えるのではなく、〝なぜ〟を大切に。


解法の暗記から抜け出そう!

 私は学生時代ずっと数学が得意で、友人や同級生からよく相談や質問を受けていました。数学が得意ではないという方からよく聞いていたのは、「公式や解法を理解できず、暗記してしまっている」「暗記できたはいいものの、どのように使えばいいかわからない」などの声でした。もちろん解法の暗記自体を否定するつもりはありません。高校入試でも、大学入試でも、よく出る問題パターンというものは存在するため、演習を重ねてそれを体に染み込せなければならないからです。

 「覚える」べき部分は一定量存在します。ただ、この「覚える」という作業の前に「本質をつかみ、その解法に納得する」という動作が入らない限り、その「覚える」という作業は、ただの「暗記」に留まります。
 では、「本質をつかむ」ためにはどのような学習をすればいいのか、次の問題で考えてみましょう。

 

「なぜ?」を大切に深く掘り下げる。

【問題】一直線上にない3点A,B,Cを通るような円の中心を作図しなさい。

 これ自体は中学1年生の図形のテーマでよく見かける問題かと思います。こちらは、「線分ABと線分BCの垂直二等分線を作図し、それらの交点が円の中心となる」というのが答えです。
 しかし、この解法に納得するためには「垂直二等分線とはなにか」を正しく理解していなければなりません。「線分を垂直に二等分する直線」だと思っているとおそらくこの解法の理解は難しいと思います。

 垂直二等分線の正しい定義は「ある2点からの距離が等しい点の集まり」です。つまり、先ほどの円の問題で考えると線分ABの垂直二等分線上の点はAとBから同じ距離にあります。線分BCの垂直二等分線上の点もBとCから同じ距離にあります。したがってこれらの垂直二等分線の交点は3点A、B、Cから同じ距離の点となるため、3点を通る円の中心になります。

 

 このように、数学の本質は、教科書に載っている定義や根本原理に隠されていることがほとんどです。もし数学で伸び悩んでいる単元や苦手な分野があるのなら、ぜひこの機会に教科書をじっくり見返してみてください。定義を改めて確認し、なぜその公式や解法が成り立つのかを深く掘り下げてみることが大切です。

 

あとは演習あるのみ!

 数学の点数を伸ばすためには、どれだけ練習しているかの「演習量」も大切です。「本質を通じて解法に納得し、それを反復して身につけていく」ということをすれば、きっと効率よく勉強できるようになり、他の人と差をつけることができるでしょう。ぜひ実践してみてください!

 

 

 

 

 

 

FairWind(フェアウィンド)について

東京大学の学生団体。地方出身の中高生に向けて、東大受験や進学に関する情報提供や学習支援を行っている。心理的・地理的なハンデをなくし、誰もが平等に挑戦できる環境づくりを目指している。

 

※この記事はタブロイド判「みんなの学校新聞 4号(2025年11月)」に掲載された記事を転載しています。

(編集部)

 

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編集部より 記事は配信日時点での情報です。

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