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「スポーツが街をつくる」―健大高崎高生がオプアリでトークセッション サンダーズ・阿久澤社長、前太田市長・清水氏ら登壇 13日

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「スポーツが街をつくる」―健大高崎高生がオプアリでトークセッション サンダーズ・阿久澤社長、前太田市長・清水氏ら登壇 13日

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2025.12.13 
tags:健大高崎, 健大高崎 アスリートコース, 健大高崎 探究, 健大高崎 野球部, 小出利一, 清水聖義, 群馬クレインサンダーズ, 阿久澤毅, 高崎健康福祉大学高崎高校

 健大高崎高校(加藤陽彦校長)は13日、アスリートコースの探究活動の一環として、太田市運動公園中央広場の野外ステージでトークセッションを開催した。企画から運営までを生徒主体で進めたイベントは、半年間にわたる探究活動の集大成となった。

 

生徒主体で実現したトークセッション

 今回のセッションは地域とスポーツの関係性を多角的に捉え、地域振興の可能性を探ることが目的だ。

 登壇したのは、群馬クレインサンダーズの阿久澤毅社長、前太田市長でクレインサンダーズ後援会理事長の清水聖義氏、NPO法人新町スポーツクラブ理事長の小出利一氏、そして健大高崎高校アスリートコース2年の岸亮匡さん。司会進行は同校2年の小原快晴さんが務めた。

 同校アスリートコースでは、群馬クレインサンダーズの協力のもと、「地域とスポーツのあり方」をテーマに探究活動を行ってきた。今回のセッションについて石田智子教頭は「登壇者との交渉や企画を含め、生徒たち自身が準備を進めてきた。半年間取り組んできた探究活動の成果発表の場でもある」と話す。

 

■「みんなの笑顔」「スポーツが街をつくる」

群馬クレインサンダーズの阿久澤社長は「みんなの笑顔」を掲げた

清水聖義氏は「スポーツがまちをつくる」ことを強調した

 セッション冒頭では、「地域におけるスポーツで大切にしていること」をテーマに、登壇者がメッセージボードを発表した。阿久澤社長は「みんなの笑顔」を掲げ、スポーツ観戦そのものがスポーツ参加であり、勝利の瞬間に生まれる多くの笑顔を共有することが、社会を前向きに動かす力になると語った。アリーナに集まる約5千人の観客が一斉に喜ぶ光景こそ、スポーツならではの価値だという。

 清水氏は、自身の行政経験を踏まえ「スポーツが街をつくる」と強調した。工業都市として発展してきた太田市において、人の心を揺さぶり、街に楽しさと誇りをもたらすのはスポーツだと語る。「(これからは子どもたちにとって)勉強だけでなく、スポーツや芸術など感性を刺激する体験が重要になる時代だ」とし、「おおたスポーツ学校」の取り組みをその象徴として紹介した。

 

世代を超えて支える地域スポーツ

小出氏は「生きるよろこび しあわせな気持ち」を掲げ生涯スポーツの重要性を説いた

健大高崎2年生の岸さんは、「高校スポーツで地域をつなげる」という視点を提示

 小出氏は、総合型地域スポーツクラブの役割に触れ、幼児から高齢者まで誰もが気軽に体を動かせる環境づくりの必要性を訴えた。学校の部活動を引退すると運動の場がなくなる現状を指摘し、地域全体でスポーツを支える仕組みの重要性を強調。ドイツのクラブ運営を参考に、世代を超えた交流やボランティアを軸にした活動を続けている現状を紹介した。

 高校生の立場から登壇した岸さんは、「高校スポーツで地域をつなげる」という視点を提示。身近な高校スポーツを入り口に、プロスポーツや他競技へ関心を広げてほしいと語り、若い世代が地域スポーツの懸け橋となる可能性を示した。

 

■地域活性化の核としてのスポーツ

 後半では、太田市がスポーツを重視してきた理由や、地域活性化との関係について議論が深まった。清水氏は、専門性の高い指導者による多種目のスポーツ参加を公的に支える仕組みが、子どもたちの選択肢を広げていると説明。「やりたいスポーツを専門家から学べる環境こそが、街の魅力にもつながる」と語った。

 また、群馬クレインサンダーズの存在がもたらす経済効果や地域の誇りについても話題に上った。阿久澤社長は、勝利や優勝といった結果が地域の期待をさらに高めるとし、「チームと地域が一体となって成長していきたい」と意欲を示した。

 セッション終了後、岸さんは「地域とスポーツの関係について、非常に貴重な意見を聞くことができた。健大野球部としても、これからも野球教室の開催などを通じて、地域貢献を続けていきたい」と振り返った。

 

生徒考案のカルビクッパも販売

 この日は午前11時から午後4時まで、同校アスリートコース2年生がオープンハウスアリーナ前でマルシェも出店。牛肉加工販売を手がける鳥山畜産食品の協力を得て、「うま辛カルビクッパ」を販売した。

 レシピは7月ごろから生徒たちが考案。野菜には高崎健康福祉大学農学部で生産されたものや地元農家の食材を使用し、サンダーズカラーをイメージした黄色の大根を添えた。「売れ行きも順調。寒い季節なので、体を温めてほしい」と、販売スタッフを務めた同校2年の奈良凌汰さんは話す。マルシェは翌14日も同じ時間帯で開催される予定だ。

(編集部)

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編集部より 記事は配信日時点での情報です。

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