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児童生徒のデジタル機器利用時間 群馬の小学生で増加傾向  運動時間との相関の可能性

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児童生徒のデジタル機器利用時間 群馬の小学生で増加傾向  運動時間との相関の可能性

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2025.12.29 
tags:デジタルデバイス 接触時間, 中学生 スマホ, 全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果 群馬県, 群馬県教育委員会

 群馬県教育委員会健康体育課は22日、「2025年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」を発表した。
 調査は25年4月から7月末までの期間で行われ、小学5年生304校 13,641人、中学2年生163校 13,450人を対象に実施した。

 項目の中には平日(月~金曜日)のデジタルデバイス(TV、DVD、ゲーム機、スマートフォン、パソコンなど)の利用時間に関する調査もあり、平日は6割以上の児童生徒が、学習以外で2時間以上デジタルデバイスに接触している実態が明らかになった。

平日(月~金)のデジタルデバイス接触時間

▶質問と回答 平日(月~金曜日)の学習以外で、1日にどのくらいの時間、テレビやDVD、ゲーム機、スマートフォン、パソコンなどの画面を見ていますか。

 

 2024年と比べ、1日2時間以上デジタルデバイスに接触している児童生徒の割合は、全国、群馬県ともに増加傾向にある。一方で、小学生に限って見ると、全国では男女ともにわずかに減少し、長時間利用に一定の歯止めがかかっている状況がうかがえる。しかし、群馬県の小学生では男女とも前年より増加しており、全国とは異なる動きを示している。

 背景の一つとして考えられるのが運動時間との関係だ。群馬県の小学生は、体育の授業を除いた1週間あたりの総運動時間の平均が全国平均より少ない傾向にある。デジタルデバイスの利用時間が増える一方で、体を動かす時間が相対的に少なくなっている可能性があり、両者の間に何らかの相関があることも考えられる。

 性別で見ると、「2時間以上」デジタルデバイスを利用している割合は、小学生・中学生ともに女子より男子が多い傾向が続いている。特に群馬県では、小学生男子の長時間利用が目立つ。

 「5時間以上」と回答した割合を見ると、群馬県の小学男子は17.8%と高く、小学女子の13.5%、中学男子の13.8%、中学女子の12.7%と比べても際立っている。一方、全国では中学生の割合が高く、「5時間以上」の利用は男子17.6%、女子16.6%となっている。

 群馬県の中学生では「2時間以上」利用している割合が男女とも全国平均を下回っている。これは、群馬県の中学生の1週間あたりの総運動時間や運動部活動の実施時間が全国平均を大きく上回っていることが影響している可能性がある。部活動による拘束時間が長いことで、帰宅後から就寝までの自由時間が全国より短くなり、結果としてデジタルデバイスに接触する時間が抑えられていると考えられる。

 デジタル機器の利用は、学習やコミュニケーションの面で欠かせない一方、長時間化には注意が必要だ。今回の結果は、運動習慣や生活リズムがデジタルデバイス利用に大きく関わっている可能性を示しており、家庭や学校、地域が連携し、子どもたちの健やかな生活習慣づくりを考えていくことの重要性を改めて浮き彫りにしている。

(編集部)

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編集部より 記事は配信日時点での情報です。

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