平日のデジタルデバイスの接触時間 群馬の中学生の7割が「2時間超」 男子の方が多い傾向に
群馬県教育委員会健康体育課は20日、「2024年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」を発表した。
調査は24年4月から7月末までの期間で行われ、小学5年生307校 14,501人、中学2年生167校 13,713人を対象に実施した。
項目の中には平日(月~金曜日)のデジタルデバイス(TV、DVD、ゲーム機、スマートフォン、パソコンなど)の利用時間に関する調査もあり、平日は6割以上の児童生徒が、学習以外で2時間以上デジタルデバイスに接触している実態が明らかになった。
▶質問と回答 平日(月~金曜日)の学習以外で、1日にどのくらいの時間、テレビやDVD、ゲーム機、スマートフォン、パソコンなどの画面を見ていますか。
2023年に比べ、2時間以上デジタルデバイスに接触している児童生徒の割合は全国、群馬県ともに増加している。特に小学男子、女子は全国平均よりも多かった。また「2時間以上」の割合は小学生、中学生ともに女子に比べて男子が多い傾向にある。
「5時間以上」と回答した児童生徒は群馬の小学男子は18%にも達しており、小学女子14.3%、中学男子13.9%、中学女子11.4%に比べて際立っている。1週間の総運動時間の平均が群馬県の小学男子、女子ともに全国平均を下回っていることと相関がある可能性もある。
一方で「2時間以上」が中学男子、女子では全国平均を下回ったのは、1週間の総運動時間の平均、1週間の運動部活動実施時間ともに群馬の中学生が全国平均を大きく上回っていることが影響しているのかもしれない。部活動の拘束時間が長いことで、帰宅後から就寝までの時間が全国平均に比べ短くなり、必然的にデジタルデバイスの接触時間が減った可能性がある。
(編集部)