【コラム】ライバル(神子澤修)
生徒の皆さんに、時々聞いてみます。
「君には、ライバルはいる?」
ライバルは大切です。
以前、このような記事を読んだことがあります。
バンクーバーでの冬季オリンピックの前の話です。
ある新聞記者が優勝候補との呼び声が高かったフィギィアスケートのキム・ヨナ(韓国)にインタビューしたそうです。(当時、キム・ヨナと浅田は、熾烈なライバル関係にありました)
質問はこうです。
「あなたにとって日本の浅田真央ってどんな存在?」
おそらく記者氏は、「浅田真央、関係ないわ。私が金メダルをとるのよ。」という答えを予想していたと思われます。
ところが返ってきた答えはこうです。
「浅田真央は、日本にいるもう一人の私よ。真央がいたから、今の私がある。」
真のライバルとは、このような関係なのだ、と胸が熱くなりました。
人を伸ばすためにはライバルが必要です。
切磋琢磨する存在が必要です。
あなたには、ライバルはいますか?
桐生大学附属中学校 教頭 神子澤 修
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