ドラマのモデル 精神科医の磯村さんが講演 2日に樹徳中公開講座 医系進学の15周年記念
樹徳中学校(桐生市、辻村好一校長、中高一貫)は2日午後2時から、医療系進学希望者向け「医療倫理・医系進学講座」の15周年を記念し、1980年代のテレビドラマ主人公のモデルとなった精神科医の磯村大(だい)医師を招いての公開講座「医療者にとってたいせつなこととは?」を開催する。
同校と樹徳高校が隔年開催している文化祭「月影祭」(1、2日)の一環。医療倫理・医系進学講座が2009年に開講した際に講演しており、15年ぶりの同校での講演となる。
今回の講演には、開講当時の在校生で前回講演を聞き、産婦人科医として活躍する同校OBの山極和貴(やまぎわ・かずき)医師が、コメンテーターとしてオンライン出演する。
磯村医師は1963年愛知県生まれ。中学を出て高校進学せず、16歳で大学入学資格検定(現在の高校卒業程度認定試験)に合格、18歳で東大理学Ⅲ類(医学部)に現役合格した。
84年放送のTBSドラマ「中卒・東大一直線」の主人公のモデルにもなった。現在は堀之内病院(埼玉県新座市)や狭山メンタルクリニック(同狭山市)の非常勤医師などを務める。
山極医師は同校の医療倫理・医系進学講座受講の1期生で、群馬大学医学部卒。産婦人科医となり、カンボジアでの医療活動を経て現在、恵愛生殖医療委医院に勤務しつつ、東京医科歯科大大学院で医療政策を学ぶ。
講演時間は午後2時から3時までで、聴講無料。会場(樹徳中3階講堂)での聴講のほか、ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を使ってオンライン配信でも聞くことができる。ミーティングIDは「95577202272」。パスコードが必要なため、視聴を希望する場合は桐生タイムス本紙(5月30日付紙面)か樹徳中(電45-2257、担当・福田肇教諭)へ。
磯村大氏プロフィール
1963年愛知県豊橋市生まれ。五人兄弟の長男。中学時代当時校則であった制服を3年間着ずに登校した。内申書に反発して高等学校に進まず1979年に16歳で大学受験資格検定に合格。18歳になるのを待って東京大学理科三類に合格。 1984年に放送されたドラマ「中卒・東大一直線 もう高校はいらない!」(TBS)主人公のモデルでもある。
1982年 東京大学理科三類に入学
1984年 東京大学医学部医学科に進学
1988年 東京大学医学部医学科卒
1990年 東京大学医学部精神医学教室助手
1988年 東京大学医学部附属病院精神科医師連合に加盟
1993年 静岡大学保健管理センター講師
1996年 埼玉県新座市堀ノ内病院で精神科デイケア、救急中心のリエゾン担当。
2006年〜2018年 地精会金杉クリニック副院長
2018〜 堀ノ内病院非常勤医師、文京区役所・西東京市生活福祉課嘱託医
2023年〜狭山メンタルクリニック非常勤医師(兼務)
(狭山メンタルクリニックHPより引用)