【コラム】本気を出す(神子澤修)
学校には、様々な行事があります。文化祭に体育祭、球技大会に合唱コンクールなどなど。
生徒の皆さんは、それぞれの学校行事に取り組みます。
さて、私が勤務していた高校では、10 年位前までに 11 月に「マラソン大会」を実施していました。
その時のお話です。
それぞれがマラソンを通じて自己の限界に挑戦しており、感動するシーンがたくさんありました。
その一方で、やればできるのに普段の実力を出さずに、おちゃらけている生徒も少数おりました。
その光景を見るたびに一生懸命取り組んでいる生徒に対して本当に申し訳ない気持ちになりました。
長らく教師として生徒を見ていて感じることですが、日頃から、物事に本気で全力で取り組んでいる生徒は、本番に強い傾向があるようです。逆に、そうでない生徒は「本番」に弱いです。
何を言いたいかというと、日頃からの心の姿勢(一生懸命取組もうとする)がないと、いざという時に本来の実力が出せない人間になってしまうということです。
本気を出す、全力で勉強やスポーツに取りくむ。その姿勢を生徒の皆さんに、これからも「全力」で「本気」で伝えていきたいと思っています。
(写真はイメージです)
桐生大学附属中学校 校長 神子澤 修
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