みんなで創る 投稿型広域学校新聞

　第１０６回全国高校野球選手権群馬県大会の開幕を前に６月29日、前橋市内で審判などの講習会が開かれた。前橋工業高校で行われたアナウンス講習会には県内から野球部マネージャーの生徒が参加。今年はコロナ禍前以来久々にグループワークを実施したほか、ゲストとして明治大学野球部マネージャーで元・桐高野球部マネージャーの小池璃子さん(21)が参加し、アナウンスについて講演した。
　講習会には県内28校から67人の生徒が参加した。講師には今年もフリーＭＣの松本亜希子さん(前橋西高校出身)と県内の草野球大会などでアナウンスを務める宇佐美知代さん(吉井高校出身)が招かれた。松本さんらはスターティングメンバーの紹介や選手交代などのアナウンスについて実践しながら、「高校生らしく、明るく元気にハキハキと取り組んでほしい」と話した。生徒らは５～６人１組でアナウンスを練習しながら、互いの良いところを探して話し合った。講習会の終わりには小池さんが登壇し、大学での活動やアナウンスについて講演した。
　参加した桐生清桜の井出涼々さん(３年)は「夏大会のアナウンスは出身中学校など、話す情報量も多く難しい。アドバイスを生かし、落ち着いて本番に臨みたい」と話した。小池さんは「高校野球と出会えたおかげで今の自分があるので、感謝の気持ちを高校生たちに伝えられれば」と目を細めた。