【公立後期入試】本番までにはやっておきたい 勉強以外の事前チェック(1)
後期選抜の本番が近づいてきました。受験生は最後の追い込みに全力を傾けていることだと思います。「備えあれば憂いなし」という言葉もあるように、受験に勝ち抜くためには、事前の仕込みも大切です。勉強ももちろんですが、週末までにもう一度、受験する高校の入試の実施要項と当日の学校へのルートは確認しておきたいところです。親まかせにするのではなく、自分の目で再度確認しておけば、万が一の時、臨機応変に対応できるはずです。
今回、編集部ではネットでもできる入試前事前確認スペシャルを組んでみました。ぜひ役立ててみてください。
■受験校の入試のしくみを再確認しておこう
群馬県の公立高校の場合、試験問題はどの学校も一律ですが、試験時間や配点は学校によって異なります。教科によって試験時間が違っている場合があるので、あらかじめ受験校の試験要項はチェックしておきましょう。
➡ 学校別要項
➡ 各学校のホームページは「ハイスクールガイド」が便利です。
■受験校へのルートを確認しておこう
当日、親の車に乗せていってもらう受験生もいるでしょう。この場合は、道路状況は時間帯によって違うので、早めに出ることが重要です。週末に、息抜きもかねて、親子でルートを再確認してみるのはどうでしょうか。
自分で自転車で行く場合、所要時間にどれくらいかかるのか、あらかじめ確認しておきたいところです。前期入試ですでにおおまかな所要時間が分かっている子は問題ないと思いますが、もし、一度も行ったことがないのであれば、週末、自転車で受験校までリハーサルするのもありだと思います。
予定が入っていて現場に行けない場合は、Yahoo!やGoogleマップで調べておくことをおすすめします。
何かがあったときに備えて、最寄りのコンビニの位置も確認しておくとよいでしょう。忘れ物があった場合、コンビニの位置が分かっていれば、慌てずに済むかもしれません。
実際、近くに高校が複数あるエリアの場合、あやまって別の高校に入ってしまったケースもあります。そのようなことのないように事前確認は怠れません。
また、万が一、間違っても大丈夫なように、渋滞と無縁な自転車であっても余裕をもって出かけることが大切です。
電車で行く場合は、注意が必要です。群馬県は「マイカー王国」なので、電車の本数はそう多くありません。事前にインターネットで駅間の所要時間と時刻表を調べておきましょう。到着に間に合う3本くらい電車の時間は把握しておきたいところです。
公共交通機関には遅延もあり得ます。もし事故や故障で電車が遅れるような事態になった場合、駅の事務室に事情を話し、「遅延証明書」を取っておきましょう。「証明書」があれば、遅刻した場合に配慮してもらえるはずです。
■当日の天気を確認しておこう
天気も大切な要素です。試験当日、悪天候かどうかは自身のコンディションに影響を与えます。雪が降るような場合は、交通機関に支障が出るはずですし、天気がいい場合でも、気温が低かったり、花粉が多かったりで準備するものも変わってきます。
天気については前橋地方気象台のサイトが便利です。天気予報のサイトはいろいろありますが、気象台の出す情報が一番速く、正確です。
➡ 前橋地方気象台
繰り返しになりますが、事前の準備は当日の流れに大きな影響を与えます。しっかりした準備は「勝利への戦略」の一つだととらえてください。
(編集部=峯岸 武司)