コロンバス市に向け出発「友好親善の絆深めたい」桐生市の中学生海外派遣事業
桐生市立中学校の生徒を姉妹都市の米国ジョージア州コロンバス市に派遣する「桐生市中学生海外派遣事業」の出発式が23日、桐生市役所で開かれた。派遣中学生代表の中西光希さん(広沢中2年)は「桐生市の代表としての自覚と責任を持って行動し、コロンバス市との友好親善の絆を深めてきたい。現地の学びを友人らに共有したい」と意気込みを語り、一行は桐生市役所を出発した。
同事業は姉妹都市締結40周年の2018年に開始。コロナ禍で20~23年は中止され、21年以降はオンライン交流を行った。実際に海外派遣するのは19年以来5年ぶり3回目となる。
派遣するのは10中学校(義務教育学校含む)から選ばれた10人。団長を務める市教育委員会の須藤英隆学校教育課長ら3人が引率する。
一行は同日に羽田空港から空路で米国へ。コロンバス市のホームステイ先や現地中学生との交流活動、コロンバス大やアフラック本社などを見学し、同29日に帰国する予定だ。
出発式で小林一弘教育長は「これまでの研修を通して、学校や学年を超えて知り合った仲間と共に互いに助け合い、桐生の代表という気持ちで頑張ってきてください」と激励。荒木恵司市長は「現地の人と積極的に交流し、自信を持って活動してきてください。たくさんの経験を積んで桐生に戻ってきてください」と参加生徒たちに呼び掛けた。
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