青学野球部OBが桐生に集結 河原井正雄さん野球教室
桐生市出身で青山学院大学野球部の監督を務めた河原井正雄さんとその教え子らによる野球教室が8日、桐生球場(小倉クラッチ・スタジアム)で開かれる。1996年に全日本大学野球選手権や全日本アマチュア野球王座決定戦で優勝した同級生9人が桐生球場に集結。時間は午前9時半~午後4時。一般観覧無料で誰でも観覧可能。
主催は河原井正雄会野球教室実行委員会(四十万善之代表)で桐生市は共催、球都桐生プロジェクト推進協議会が後援する。主催者代表の四十万さんも同級生の一人。現在は高崎市でシズマ電機設備の社長を務める傍ら、野球教室「四十万道場」を開き、後進の指導に励んでいる。
同教室には河原井さんをはじめ、前千葉ロッテマリーンズ監督の井口資仁さんや倉野信次さん(福岡ソフトバンクホークス1軍投手コーチ)、清水将海さん(同2軍バッテリーコーチ)、澤崎俊和さん(元広島東洋カープ)ら9人が講師として桐生球場に集まる。今後も継続して開催する予定で、会場や参加メンバーについてはこれから検討していくという。
「生まれ育った群馬県に同級生が集まり、地元に恩返しができれば。そして河原井さんの出身地である桐生で教室を開催し、功績を子どもたちに伝えていきたい」と話す四十万さん。この思いに共感し、イベントへの協賛を行う三髙電機(伊勢崎市)の髙橋宏道社長は「私も桐生第一高校出身と桐生には縁がある。一流の選手の姿を間近で見て野球の技術だけでなく人間力も学んでほしい」と語った。
参加者は群馬県内のクラブチームに所属する中3生100人(市内50人、県内50人)。当日は投手や捕手、野手などポジション別に分かれ豪華講師陣から一流の技術を教わる。